あの頃、みんなの関心は明日の国情より今日の胃袋だった。終戦の夏には各地にヤミ市が現れ、農家への買い出し、物々交換が広まる。配給頼みでは飢えかねない
那年头,民众关心的是今天的胃囊,而不是明天的国情。停战的那年夏天,各地出现了黑市,直接从农户处购买粮食,以物易物的等价交换不断扩大,因为,光靠配给的那点食品就得挨饿。
猛烈なインフレに見舞われた復興期は、物価の番人、日銀の見せ場でもあった。経済全般に君臨し、存在感から法王と呼ばれた一万田尚登(いちまだひさと)総裁の時代である。マッカーサーとも渡り合う無二の経済人は、歴代最長の8年半を務めた
猛烈的通胀所带来的复兴期也是物价的把关者日本银行所表现出的精彩看点。当时是亲临总体经济第一线,因其强大的存在感而被称之为法王的一万田尚登总裁的时代。这位与麦克阿瑟交锋激烈无出其右的经济人坐镇于此长达8年半之久,为历代总裁之最。
一万田の命日だった昨日、日銀は初めて、政府との共同声明で2%のインフレ目標を打ち出した。無期限の金融緩和で政権を支えるという。政府からの独立が身上の中央銀行ながら、退任前の白川総裁が譲った印象だ。無条件降伏とは言わないが、異例の声明はポツダム宣言に重なる
就在一万田忌日的昨天,日本银行第一次发表了与政府的共同声明,提出了2%通胀目标。据说这是为了以无期限的金融宽松政策来支持政权的行施。尽管是独立于政府的中央银行,给人的印象却是即将卸任的白川总裁做出了让步。虽然谈不上无条件投降,可这一份不同寻常的声明让人联想到波茨坦宣言。
安倍首相は「画期的な文書、経済政策の体制変革」と自賛した。アベノミクスによれば、日銀といえども危機下では政府の道具らしい。年2%の物価高を見込んで、家や車を前倒しで買う人がどれだけ出るか。脱デフレは消費者心理と懐具合にかかる
安倍首相自我欣赏道“这是一份划时代的文件,是一次经济政策上的体制改革”。在安倍经济这面大旗之下,日本银行充其量也只是在此危机关头政府的一个工具。不知道在这年内2%物价上涨预期的推动下,又能有多少人提前购买房屋以及汽车呢?摆脱通缩的举措将涉及到消费者的心理承受能力和每家每户钱袋子的状况。
米国ではオバマ大統領が2期目に入った。お互い財政赤字にあえぐ政権。友を思いやる余裕はなく、為替相場などで利害がぶつかることもあろう。まずは自力で、輸出と内需を立て直すほかない
在美国,奥巴马总统进入了其第2届的任期。两国同为苦与财政赤字的政权。但是,不仅没有怜惜朋友的余地,而且在汇价等方面恐怕还存在着激烈的利害冲突。因此,出路只有一条,这就是依靠自己的力量重振出口和扩大内需。
初代ローマ皇帝の座右の銘に「ゆっくりと急げ」がある。コツコツやればサクサク進む、といった意味か。飢えずとも、敗戦時に並ぶほどの岐路である。使えるものは使い、試せる手は試したい。自重しながら。
第一代罗马皇帝有这么一句座右铭,“缓慢见高速”,不知是不是扎扎实实地做,顺顺畅畅地前进的意思。尽管尚未跌落到挨饿的严重局面,可面临的仍然是一条堪称与战败时并驾齐驱的歧路。能用的手段尽管用,能试的做法尽管试,只是希望在自重的前提之下进行。