季節は違うのだが、〈百人の蕎麦(そば)食う音や大みそか〉という古川柳がふと頭に浮かんだ。浮かんだのは、きのうの通勤電車の中だった。ここまで読んでピンときた方もおられようか。思い切って大げさに、その場のさまを表せば、〈百人の鼻すする音や花粉症〉となる。
虽说季节不相符,但脑海中还是浮现出一首古老的川柳,“百人荞麦面,大快朵颐声,一番过年景”。正是昨天在电车中想起了的。看到这里,是不是有人也会想起什么。且容我夸张地形容一下车内的情形,就是“百人之鼻抽涕声,只因花粉症肆虐”。
▼新聞が読める程度に混む車内で、両隣と背後に立った人がひっきりなしにズズとやっていた。あの列車だけで、ずいぶん多く「悩める者」を運んだことだろう。筆者もその一人だが、春の憂鬱(ゆううつ)は関東から西でいよいよ盛りに入ったようだ。
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