有楽町線じゃだめ?
人物:徐(留学生、男でも女でもよい) 永原(女)
場面:大学の学生控室で
徐 :永原さん。
永原:なあに?
徐 :ちょっと教えてもらいたいことがあるんだけど、今、いいですか?
永原:ええ、いいわよ。なに?
徐 :あのー、ここから羽田空港へは、どうやっていったらいいんですか?
永原:えーっと、羽田ねえ。徐さん、電車の路線図かなにか持ってる?
徐 :はい。この交通マップでいい?
永原:ええ。(一緒に見ながら)ここからだと、まず丸の内線に乗って、東京駅で降りて、JRに乗り換えるの。(指で路線をたどりながら)こう、ね?
徐 :あの、有楽町線じゃだめ?
永原:うん。有楽町線でもいいよ。でもそれだと、東京駅は通らないから、有楽町で降りて、JRに乗り換えることになるの。ほら、ね?
徐 :あ、はい。
永原:そして、JRで、この浜松町に行って、降りて、そこでモノレールに乗り換えて、ずーっと行ったら、終点が羽田空港。
徐 :ああ、浜松町でモノレールに乗り換えるんだ。
永原:うん。時間もそんなにかかんないはずよ。たぶん1時間もあれば着くと思うけど。
徐 :へえ。そんなに近かったんだ。飛行場って、もっと遠くにあると思ってた。
永原:そうね。ただ、乗り継ぎとかはちょっと面倒だけど。電車の待ち時間とか、人の込み具合にもよるし。乗り換えに手間取ったりしたら、もっとかかるかもね。
徐 :うん。
永原:それに、山手線は渋谷方面のに乗らなくっちゃだめだよ。いい?
徐 :はい、分かりました。
永原:あと交通費は、地下鉄が160円で、JRが150円、それとモノレールが300円、そのぐらいね。
徐 :はい、片道610円か。案外、安いんですね。
永原:そうね。徐さん、旅行でも行くの?
徐 :いいえ、あさって、友達が九州から遊びに来るので、迎えに行くんです。
永原:ああ、そうだったの。
徐 :どうもありがとうございました。
永原:いいえ。これぐらい。お友達によろしくね。
徐 :はい。
単語
永原(ながはら): (姓氏) 永原
羽田(はねだ): (地名) 羽田
路線図(ろせんず): (名) (交通)路线图
マップ: (名)图,地图
丸の内(まるのうち): (地名) 丸之内
指(ゆび): (名) 手指
辿る(たどる): (他五) 沿路前进,追寻
有楽町(ゆうらくちょう): (地名) 有乐町
浜松町(はままつちょう): (地名) 浜松町
モノレール: (名) 骑轨铁路
手間取る(てまどる): (自五) 费事,费工夫,耽误
山手線(やま(の)てせん): (名) 山手线
片道(かたみち): (名) 单程
九州(きゅうしゅう): (地名) 九州
音声と言葉の解説
(1)丸の内線に乗って
「丸の内」中的「の」要和其后的「うち」中的「う」一起读成长音。这种读法见于人名、地名。如著名相扑运动员「北の海」等。
(2)JR線に乗り換えるの
原来的「国鉄」(国有铁路)经过「分割民営化(分段私有化)」,变成了今天的JR(Japan Railway)。
(3)ああ、浜松町でモノレールに乗り換えるんだ
这里的「んだ(のだ)」是「納得」即“理解、领会”的意思。后面的「へえ。そんなに近かったんだ」也是这种用法。
(4)たぶん1時間もあれば着くと思うけど
这里的助词「も」表示“所需要的最大量。”例如:
* 2百元も持っていけば十分だよ。
带上2百块钱就足够了。
* 3人もいれば問題ないと思います。
我想有3个人就不会有问题了。
(5)ああ、そうだったの
这里的「の」是女性用语,意思与本段解说(3)中的「んだ(のだ)」基本相同。读下降语调。