「なるほど」は、他からの知識?意見や現実の状況などに対して、その正しさ?合理性などを認める気持ちを表すといわれます。
“なるほど” (诚然,的确)是“对他人的知识、意见,或对现实的状况等,表达自己承认其正确性、合理性的心情”。
正しさ、合理性を認める対象が相手からの情報、意見などである場合には、相手からの情報?意見を評価するというニュアンスが生じるため、目上の人への相槌としては用いられにくいと考えられます。
因为被确认的对象是对方发出的信息和意见,就会有一种对其信息意见进行评价的语气。所以对上司长辈表示附和时,不宜使用。
「こうすると問題は解決するんじゃないかな」
“这样做问题不就解决了么”
「なるほど。確かにそうですね」
“的确如此啊”
一方、正しさ?合理性を認める対象が現実に観察される状況?事物であれば、相手の発話を受けての相槌とはなりませんから、側にいる聞き手が目上の人であっても礼をかくことにはなりません。
另一方面,如果是对现实状况和事物,进行正确性和合理性的确认,由于没有对对方的话表示附和的意思,所以即使旁边听的人是上司长辈,也不会不礼貌。
(目の前に存在する対象を眺めながら)
「なるほど。よくできているなぁ」
“的确。做得很好啊!”
相手からの情報、意見に評価を下すという行為は、たとえ下されるのがプラスの評価であっても、目上の人に対しては不遜であると受け取られるのが一般的なようです。
对对方提供的信息和意见进行评价,即便是好的评价,对上司长辈说,一般还是会让人觉得不谦逊。