人に深い感謝の気持ちを伝えたいとき、どう言いますか?
基礎編
パート先。同僚の佐藤さんの送別会。
同僚(佐藤):こんにちは。
アンナ:あ、いらっしゃいませ。
同僚:やあねえ、いらっしゃいませだなんて。お客さんみたい。
アンナ:今日はお客様です。
同僚:店長、今日はどうもありがとうございます。
店長:はいよ!座ってて。今できるから。
アンナ:佐藤さん。あたし、佐藤さんがいてくれたおかげで、
どんなに心強かったかわかりません。
本当にお世話になりました。
同僚:いいえ、こちらこそ助けてもらって。本当に助かったわ。
重要表現
(1)佐藤さんがいてくれたおかげて、
(2)どんなに心強かったかわかりません。
ある程度親しい人に対して、その人の存在が頼りになったことを伝え、深い感謝を示すときの表現です。
(1)「~がいてくれたおかげで」は、~が話し手にとって、うれしく頼りになる存在であったことに感謝を示す表現です。
(2)「どんなに~かわりません」は、ある気持ちを深く持ったことを表現します。「心強かった」は「心強い」(頼りなる、安心する)の過去の形です。
ポイント 目上の人や関係の遠い人にもっと丁寧に深い感謝の気持ちを
伝えるときの表現を覚えましょう。
応用編
自宅で。
先輩:突然お邪魔して、ごめんなさい。
アンナ:いいえ、とんでもない。
先輩:月見の茶会からずっとおけいこ休んでしょ?
アンナさん。で、先生にお聞きしたら、アンナさん、フィリピンに帰っちゃうって...。
アンナ:いえ。帰ることは帰るんですけど、2週間だけです。ずいぶん帰っていなかったので。
先輩:あ、そういうことなの?ああ、それならよかった。
あたしはてっきり、ずっと行きっぱなしかと思って…。
アンナ:いえいえ、そんな。
先輩:これ、作ったから、どうぞ。
アンナ:えっ、これ、あたしに?こんなによくしていただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
先輩:いえいえ、とんでもない。
重要表現
(1)こんなによくしていただいて、
(2)本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
目上の人や関係の遠い人に、してもらいすぎるくらいにいろいろしてもらったり、世話になりすぎるぐらいに世話になったりしたときに、心から深い感謝の気持ちを伝える表現です。
(1)は、目上の人に、予想や期待以上に親切にしてもらったり、何かをもらったりしたときに、感激して「これほど私のためにいろいろしてくれてありがとう」というお礼の気持ちを伝える感情表現です。
(2)言葉で表せないほど深く感謝していることを伝える表現です。
コラム
「手締め」
式典やパーティに出たとき、終わる前に「手締め」をして終わることがあります。
「手締め」とは、何かが成功してうまく終わったときや交渉が成立したときに、決まったリズムの手を打って終わることを言います。
一般的によく使われる手締めは、三本締めと一本締めです。三本締めというのは、「イヨーッ」というかけ声に続いて「チャチャチャッ、チャチャチャッ、チャチャチャッ、ポン」という3.3.3.1のリズムを3回繰り返します。一本締めは、これを1回だけします。
ほかに、「イヨーッ、ポン」と一つだけ手を打つやり方もあり、これを一本締めと呼ぶこともあります。
第18回のコラムで「縁起物」について書きましたが、縁起物の一つである「熊手」を神社などで買うとき、売る人と買う人の間で熊手の値段の交渉がうまくいったとき、三本締めをする光景を見ることがあります。
(责任编辑:何佩琦)
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