たまご太郎
鸡蛋太郎
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
二人は仲良く幸せに暮らしていますが、ただ残念な事に子どもがいません。
很久很久以前有个地方住着一位老奶奶和一位老爷爷。两个人很恩爱过着幸福的生活,但是有一件事让他们担心很久了,那就是他们至今还没有生下一个孩子。
ある日の事、おじいさんが畑で金色に光るたまごを見つけました。
有一天,老爷爷在田里发现了一个金色发光的鸡蛋。
「金色とは、珍しい。何のたまごかはわからんが、とにかく持って帰るとしよう」
おじいさんがその金色のたまごを座敷にかざっておいたところ、翌朝に卵が割れて、なんと中から元気な男の子が飛び出してきたのです。
“金色的鸡蛋啊,这可真是少见,虽然不知道是什么样的鸡蛋先带回家吧。”
「これはきっと、子どものいないわしらに神さまが授けてくださったに違いない」
「ええっ、きっとそうですよ」
“这一定是老天爷赐给不会生孩子的我们的礼物。”
“是啊,一定是这样的。”
おじいさんとおばさんは、大喜びです。
おじいさんとおばあさんは、その男の子を『たまご太郎』と名付けて、とても大事に育てました。
老爷爷和老奶奶非常高兴。
老奶奶和老爷爷给那个男孩取名叫“鸡蛋太郎”,并且很用心地养育着他。
でも、おじいさんとおばあさんは、とても年を取っているため、たまご太郎が一人前になるまで生きている事は出来ないでしょう。
そうなった時、残されたたまご太郎が一人で生きていけるかどうかが心配でなりません。
但是老爷爷和老奶奶年岁已高是不肯能等到“鸡蛋太郎”出人头地那一天了。
そんなある日の事、たまご太郎がどこからかわらじを持ってきて、おじいさんとおばあさんに一足ずつ渡しました。
有一天“鸡蛋太郎”不知道从哪儿带回来一双草鞋就递给了老奶奶和老爷爷。
そして、おじいさんとおばあさんに言いました。
「そのわらじをはいて、土間を三べん踏んづけてください。きっと、良い事があるから」
そこでおじいさんとおばあさんは、たまご太郎にわれるまま、わらじをはいて土間を三べん踏みました。
すると不思議な事に、おじいさんとおばあさんは若者へと若返ったのです。
于是对老爷爷和老奶奶说:“穿着这双草鞋,在地上来回走三回一定会有好事发生。”
于是老奶奶和老爷爷按照“鸡蛋太郎”说的穿着草鞋在屋里来回走了三次。
之后,发生了不可思议的事情老爷爷和老奶奶突然变年轻了。
こうして若返ったおじいさんとおばあさんは、たまご太郎といつまでも幸せに暮らす事が出来ました。
于是变年轻的老爷爷和老奶奶以及“鸡蛋太郎”三人就过着幸福的生活了。