41年前のイタリア映画「ひまわり」が再上映されると聞いて試写を見た。ご存じ、戦争から還(かえ)らぬ夫を捜し、若妻が旧ソ連を訪ねる悲話である。切ない調べが流れるタイトルバック。風にそよぐヒマワリ畑を、カメラはゆっくり左に動いていく。
听闻41年前的意大利电影《向日葵》再次上映后去了看了预告片。正如大家知道的那样,年轻的妻子为了寻找没有从战场上回来的丈夫,去了前苏联,是一部悲剧电影台。伴随哀伤的曲调,字幕缓缓流去。镜头缓缓地向左移动朝向随风摇摆的向日葵田。
地平線に至る黄色の海は、ウクライナで撮影されたという。花は500年前、北米から欧州に渡り、油の原料として広まった。最大の産地が旧ソ連で、映画には異郷を語る景色として登場する。
一直延伸到地平线的黄色之海,据说是在乌克兰拍摄的。向日葵是500年前,从北美远渡大洋来到欧洲,作为油的原料而广为种植。最大的产地是在前苏联,在电影中作为讲述异国情调的景色而登场。
チェルノブイリ原発事故の汚染域にも、菜種と共に植えられた。土壌の放射能が油に移りにくいためだ。ただ除染の力は定かでなく、福島で実験した農水省の判定は「ほぼ効果なし」。根を深く張るので、地表近くの放射性物質は吸収しづらいらしい。
在切尔诺贝利核电站事故的污染区域,和油菜花一起种植。因为土壤的放射能难以转移到油里。只是除污能力尚未定论,但是在福岛县进行了实验的农林水产省的检测结果是“几乎没有效果”。因为扎根深,所以地表附近的放射性物质难以被植物吸收。
除染の早道は表土の除去だ。4センチまで削ると、セシウムの75%が除かれたという。森口祐一東大教授の試算では、除染対象の面積は最大で福島県の7分の1にもなる。気が遠くなる労力と費用に、改めて原発事故の罪深さを思う。
除污的捷径是除去地表土。只要削去4厘米,75%的铯就能被去除。在东大教授森口佑一的预算中,需要除污的面积最大占福岛县的1/7。远超想象的劳力和费用,让人再一次想到核电事故的罪孽深厚。
昨日、東京での「さようなら原発」の集会と行進には、大江健三郎さんらの呼びかけで大勢が参加した。壇上から作家の落合恵子さんが訴えたように、平仮名しか読めぬ子が「ほうしゃのうこないで」とおびえる現実、捨て置けない。
昨天,由于大江健三郎先生等人的呼吁,很多人参加了在东京举行的“永别核电站”的集会和游行。正如讲坛上作家落合惠子女士控诉的那样,连只会读平假名的孩子都会心存恐惧的说“不要核能”的现实,不能置之不理。
孫の将来を案じてか、敬老の日を脱原発にあてたお年寄りも多かった。大切な誰かを本気で守ろうと思えば、人は街に繰り出す。黄色を身につけた群衆が、波打つヒマワリ畑に重なった。
是不是担心子孙的未来?很多老人在敬老日参加了反对核能的活动。一想到要拼命保护重要的人,人们纷纷走上街头。身穿黄色衣物的人群,和随风摇摆的向日葵重叠在了一起。