冬の雑木林は枯れて寂れた風情だが、葉を落とすことで明るさを広げる。東京の西、いわゆる武蔵野を歩くと、裸になった木々が青い空に、粗い箒(ほうき)のような枝を突き刺している。色のとぼしい林間で、センリョウの赤い実と深い緑の葉の色が、目にひときわ鮮やかだ。
冬季的杂树林,枝叶凋零,一派清冷孤寂的样子。而因为树叶都掉光了,树林反倒通透明亮了。漫步于东京西的武藏野,只见一棵棵光秃秃的树,透过宛如粗扫帚的树枝直刺碧空。在这个缺乏色彩的树林里,草珊瑚的红色果实和深绿色的叶子,倒是分外显眼。
▼そんな東京の年明けが申し訳なくなるような、日本海側の大雪である。強い冬型と低気圧のために北海道では吹雪となり、青森の酸ケ湯(すかゆ)では積雪が3メートルを超えた。冬晴れの関東平野と背中合わせの新潟でも雪は深い。
▼東京も、寒いのは寒い。きのうの朝は拙宅のスイレン鉢に氷が張った。まだ暗い5時過ぎには水だったが、日の出の頃にはパリッと凍っていた。薄い氷を、透明なセミの羽に似ていることから「蝉氷(せみごおり)」と言う。もっとも蝉氷ぐらいで震えていては、北国の人に叱られそうだ。
东京也是非常寒冷的。昨天早上家里睡莲的花盆都结冰了。天还没亮5点多的时候花盆中还是水呢,可太阳刚出来就一下子冻成冰了。薄薄的一层冰就像是透明的蝉翼似的,故而称其为“蝉冰”。不过要是要是因为这蝉冰就瑟瑟发抖的话,那恐怕要被北陆的人鄙视了。
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