職場の屋上から眺めると、ビルの街に隅田川がゆったり光っている。春のうららの……と歌われる季節も近い。思えばそんな春先、3月10日の未明に隅田の川面は死者で埋まったのだった。約10万人が非業の死を遂げたとされる東京大空襲から、あすで68年になる
▼从公司的屋顶望去在高楼大厦的城市隅田河里闪烁着五彩缤纷光芒。正如歌声中所唱到的春天明媚的阳光,这样的季节也离我们近了。想想那样的初春3月10的拂晓之时隅田的河面被死尸埋葬。约10万人在京东大空袭的轰炸中死于非命,至明天就是65周年了。
きのうの朝日小学生新聞で、当時14歳だった画家、吉野山隆英さん(82)の話を読んだ。隅田川につながる北十間川(きたじっけんがわ)にも遺体が折り重なって浮いていた。いまは東京スカイツリーの足元を走る川である
思い出すのがつらくて、吉野山さんは空襲の絵を描けないできた。70歳を過ぎて初めて描いた。天をつくツリーが完成に近づいた一昨年には、北十間川の記憶を絵にした。あのできごとを忘れないでほしい――風化にあらがう筆は重々しい
▼因为回忆非常痛苦,所以吉野山先生没有画过空袭的画作。过了70岁后,他才画下了第一笔。在刺向天空的大树快要完工的大前年,将北十间川的记忆画在了画布上。
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