朗読:茅原実里
さそり君は村では嫌われ者でした。それは大きいなはさみと毒の尻尾があったからです。
「仆も皆と仲良く游びたいなあ。でも、仆とは谁も游んでくれないんだ。」
さそり君も本当は皆の间の中に入りたかったのです。
そんなある日、村に事件が起きました。それはかかったら3日で死んでしまうという毒の伝染病でした。さそり君だけは毒の免疫があるため、伝染病にはかからなかったのです。でも、村の皆は苦しそうに倒れています。
「どうしよう、どうしよう、このままだと皆が死んでしまうよ。」
さそり君はどうしていいのか分かりません。さそり君は祈りました。
「神様、どうか村の皆を救ってください。」
すると风の声に乗って、何処からともなく声が闻こえてきたのです。
「山を三つ越えた泉の水瓶を精霊を寻ねなさい。」
さそり君は泉を目指した走りました。険しい山道を一つ越えて、二つ超えて、そして最後の三つ目の山を越えた时、绮丽な泉を见つけました。
「泉の精霊様、村の皆を助けてください。」さそり君は大きな声で叫びました。
すると泉の中から水瓶の精霊が现れて。
「ここへ来たわけは、风の便りで闻いております。村の人を助ける薬が欲しいのなら、あなたの大事なものを二ついただかなければなりません。」水瓶の精霊がそういうと。
「仆はどうなってもいいので薬をください。お愿いします。」さそり君は必死にお愿いしました。
村の人から仲间外れにされていたさそり君はそれでも村の皆が大好きだったのです。
「それではこの薬を持っていきなさい。薬を使った时あなたの大事な物が二つ无くなりでしょう。」
さそり君は急いで村へ戻りました。そして水瓶の精霊からもらった薬を村の皆に饮ませると皆元気になりました。
するとその时さそり君の毒の尻尾からは毒が消え、大きなはさみは人を伤つけない可爱いはさみに変化したのです。
さそり君は村の英雄となり、皆がさそり君を称えました。
精霊は顽张ったさそり君のために二つのプレゼントを赠ったのです。
お仕舞い。