ああ言えばこう言う
人物:母 智(息子)
場面:こたつに当たりながら
母:智っ、一日中こたつばかり当たってないで、たまには外で遊びなさい。
智:やだよー、外は寒いよ、凍え死んじゃうよ。
母:なに言ってんの。子供は風の子よ。ほら、さっさと行きなさい。
智:僕、風の子なんかじゃないよ。お母さんの子だもーん。だから寒がりなんだよ。
母:もう、減らず口を叩いて。いったい誰に似たのかしら。
智:お母さんに決まってるだろー?お母さんだって、買い物以外は外に出たがらないくせに。
母:お母さんの場合は冷え症だからよ。お前はただの出不精じゃないの。
智:僕、でぶ症じゃないよ。痩せてるから、寒さが骨身にしみるんだよ。
母:まったく、口の減らない子ねえ。
智:減ったら困るよ。ひとつしかないもん。
母:ああ、もう。ああ言えばこう言う。智、ちょっとチャンネルを切り換えて。
智:だめっ。僕はこれがみたいんだ。
母:んもう。リモコンはどこよ?貸しなさい。
智:ほら、テレビの上だよ。こたつを出れば届くよ。
母:智、いい子だから代わりにとってちょうだい。ほら、みかん剥いてあげるから。
智:お母さん、さっきから僕にばっかり出ろ出ろって言うくせに、自分はちゃっかりこつたつむり。
単語
智(とも):(人名)智
こたつ:(名)地炉,被炉
たまに:(副)偶尔,偶然,稀少
冷え死ぬ(ひえしぬ):(自五)冻死
さっさと:(副)赶快地,迅速地,不耽误时间地
寒がり(さむがり):(名)怕冷,畏寒
減(へ)らず口(くち)の叩(たた)く:(惯用)嘴不让人,不饶人
冷え症(ひえしょう):(名)畏寒症
出不精(でぶしょう):(名)腿脚懒
でぶ:(名)(俗)大胖子
口が減らない:(惯用)强词夺理,狡辩
チャンネル:(名)电视频道
切り換える(きりかえる):(他一)转换,改换
リモコン:(名)摇控板,摇控器
届く(とどく):(自一)够得着
剥く(むく):(他五)剥
ちゃっかり:(副)(俗)不吃亏,老奸巨猾
こたつむり:(名)(把「こたつ」与「かたつむり」叠加在一起的戏谑语)烤火虫
音声と言葉の解説
1、なに言ってんの
即「なに言ってるの」
2、 だから寒がりなんだよ
「----がり」是一个后缀,常在其后面再加上「屋(や)」表示“觉着----”“怕----”等意思。如:
* 寂しい(寂寞)→寂しがり(屋)(怕寂寞/嫌寂寞)
* 面倒くさい(费事)→面倒くさがり(屋)(怕费事/嫌费事)
3、 お母さんに決まってるだろー?
「----に決まっている」是句型,表示肯定的推测。如:
* 今日の試合、うちのチームが勝つに決まってる。今天的比赛,我们队肯定赢。
* こんな態度じゃあ、失敗するに決まってる。就凭这种态度,肯定得失败。
4、 お前はただの出不精じゃないの?
「不精」本来是形容动词,在这里是后缀的用法,表示“懒得----”。常用的还有「筆不精(懒得动笔写信)」等。
5、 僕、でぶ症じゃないよ
这里的「でぶ症(肥胖症)」是用上文「出不精」的谐音来打岔。
6、 減ったら困るよ。ひとつしかないもん
这里是把上文的惯用句「口が減らない」中的动词「減る」拿出来用作它解,故意打岔。
7、 リモコンはどこなのよ?貸しなさい
「よ」在这里读下降调。
「貸す」在这里没有“借”的意思,而表示“把----拿过来”。这种用法口语中很常见。
8、 さっきりから僕にばっかり出ろ出ろって言うくせに
在引用别人对自己的要求、命令、劝诱等时,一般不直接引用,而是不管其用的是何种句型,一律改成命令形。例如:
○ 原句 パーティに出席していただけませえんでしょうか。
パーティに出席ねがえませんでしょうか。
パーティに出席してもらいたいけど。
パーティに出席してください。
パーティに出席してね。
パーティに出席しろ。
△ 引用句 (さっきは)パーティに出席しろって言われたよ。
参考译文
你老有的说!
人物:母亲 智(儿子)
场景:在被炉里烤火
母亲:阿智!别老一整天都呆在被炉里,偶尔也要出去玩一下!
智:我不嘛!外头冷。出去该冻死了。
母亲:胡说!俗话说“小孩是风的孩子”。快点,快出去!
智:我不是风的孩子,我是妈妈的孩子嘛。所以也怕冷。
母亲:贫嘴饶舌的,到底像谁呀!
智:像妈妈呗!您不也是嘛,除了买东西以外就不愿出屋。
母亲:妈妈有畏寒症啊。你可不就是腿脚懒嘛。
智:我才不是胖子呢。我这么瘦,都冷到骨头里了。
母亲:少跟我贫嘴!
智:再贫还不是就一张嘴嘛!
母亲:讨厌!你老有的说!阿智,换个频道!
智:不换!我就想看这个。
母亲:烦人!摇控器在哪里?拿过来。
智:不是在电视机上面吗?出了被炉就够着了。
母亲:阿智,好孩子,帮妈拿过来。啊,妈给你剥桔子吃。