店員(インテリアコーディネーター)
母娘(中学生)
場面:家のリフォームのため、母娘で壁紙を選んでいる
店員:では、次は、お嬢様のお部屋ですね。どれでもお好きなものをお選びください。カタログは、まだ他にもありますよ。
娘:そうですねえ、他のものも見せてもらえますか?
店員:こちらは、お若い方向けということで、新しいものばかり、取りそろえております。
娘:あっ、これなんて素敵。どう、ママ?
母:ええっ?ちょっと派手すぎるんじゃない?ママはあまり好きじゃないわ。(店員に向かって)ねえ、派手すぎると思われませんか?
店員:いや、こういったことはあくまでお客様のお好きですのでね、お客様でお気に召したものをお選びいただくのが一番なんですよ。ただ、一般的に言って、あまりに斬新で個性的な柄のものはすぐに飽きが来ますので、こちらから強いてお勧めするようなことはしないんですが。
母:ほら、ご覧なさい。やめときなさいよ、そんなの、リビングルームと同じ無地のベージュじゃいけないの?
娘:やだな、あんなの。つまんないよ。
店員:ベージュでしたら、こちらに幾何学模様の透かしが入ったものがございますが、これなどいかがでしょうか。ベージュ色ですのでお色は地味ですが、柄に遊び心がありますから、お嬢様のご趣味に合うかと存じますが。
母:そうね、それなら無難だわ。
娘:うん、わたしも気に入った。