诺贝尔奖 评选开始
「5千人以上が死亡というから、もはや大量殺戮だ」と小欄に書いたのは1年8カ月前だった。アラブの春と呼ばれた民衆運動が弾圧され、泥沼になりかけていたシリアを憂えてのことだ。いまや内戦と化し、死者は11万人を超す
“据说已有5千多人死亡,因此早就是大量杀戮了”敝栏目如此撰文是在1年零8个月之前,是对于被称为阿拉伯之春的民众运动惨遭镇压,并开始陷入泥沼的叙利亚表示出的深深忧虑。现如今已经升级为内战,死者超过了11万人。
読むのもつらい記事が本紙特派員から届く。200人の遺体が見つかった村々がある。体制派と反体制派に分かれて銃を向け合う家族がある。殺し合いは次の殺し合いに理由を与え、何が正義で何が悪かの色分けは、もはや不可能に思われる
本报特派员发回的惨不忍睹的报道称,有的村庄还发现了200人的遗体。因为体制派与反体制派之间的不同立场,家庭内部甚至枪口相向,一次相互残杀为下一次的相互残杀提供了理由。何为正义?何为不义?两者的区分早已不再可能。
こうなった背景には、国連の機能不全も大きい。ここまで糸がもつれぬうちに打つ手はあった。なのに時を逸した。ひとたび口をあけた沼は、のみ込む者を選ばない
造成如此局面的背景中,与联合国未能发挥作用有着很大的关联。在事态尚未发展到现在这样错综复杂之前,还是有解决问题的办法的,可是却贻误了时机。张开巨口的泥沼一旦吞噬起来是不择对象的。
国連の名事務総長だったハマーショルドを思い出す。52年前にノーベル平和賞を受けた信念の人は、国連の仕事を、暴力の洪水をくい止めるためのダム建設に例えたそうだ。国連を「人類を天国に連れて行くためではなく、地獄に落ちるのを防ぐために作られた」と語っていたのを前に書いた
这让我想起了著名的联合国秘书长哈马舍尔德(Dag Hjalmar Agne Carl Hammarskjöld)。据说,就是这位具有坚定信念,52年前的诺贝尔和平奖获得者将联合国的工作比喻为阻止暴力洪水泛滥的水坝建设。我们在之前也曾经报道过,他认为之所以建立联合国,“不是为了将人类引入天堂,而是要防止他们跌落地狱。”
考えてみれば、平和賞は栄誉ではあるが、悲痛と抱き合わせでもある。戦乱がはげしく、虐げられた人々が多いほど、注目されて輝きを増す。祝福の陰に涙を宿す賞である
如此想来,和平奖既是荣誉,同时也融入了悲痛。战乱越严重,被屠杀者越多,此奖就越受人注目,也越加辉煌。真乃是一个祝福背后凝聚着泪水的奖项。
大国どうしの駆け引きは、シリアの化学兵器全廃という安保理決議をもたらした。だが民衆の悲惨な現実は何一つ変わっていない。人間がつくった地獄は人間が消すしかないのに、地上に戦火は止まず、今年も平和賞の季節である。
大国间的博弈带来了全面废除叙利亚化学武器的安理会决议,然而,民众所遭遇的悲惨现实并未有任何改变。人造就的地域,只有人自己来铲除,在此地上战火不止的情况下,今年又到了评选和平奖的季节了。