強調.限定.その他
1.~う/ようにも~ない
接続:動詞意向形+う/用にも~(可能形)ない
意味:何か理由があって、しようとしても、することができない。
2.~すら(も)/ですら
接続:名詞.格助詞+すら(も)/名詞+ですら
意味:~さえ(も)/でさえ。極端なものを取り立てて、意外な気持ちを表す
説明:
1).「~ですらも」、「~格助詞+ですら」といった表現がない
2).存在.有無を表す文の「名詞+もない」を強調して言う場合は「すら」を使う
3).名詞否定文「~名詞+でもない」を強調して言う場合は「すら」を使う
3.~だに
接続:名詞.格助詞+だに/動詞基本形+だに、~(マイナス、否定の文)
意味:~だけでも、~だ;~さえ/でさえ~だ。慣用表現として使われる
4.~ときたら
接続:名詞+ときたら、~
意味:~といえば
非難、不満の気持ちを持って話題の提起にする時に使う。それに類似する言い方は「~ときては.~とくると」である。
5.~とは
接続:普通文+とは(驚く.予想しなかった.以外だ..)
意味:~という事実を見たり聞いたりして、驚いた時の感想を持った時に使う
6.~ながらに
接続:名詞+ながら(に)/ながらの
意味:~のままの状態で。慣用的な表現が多い
7.~ならでは/ならではの
接続:名詞+ならでは~ない/ならではの+名詞/名詞+ならではだ
意味:~以外では不可能だ。~しかできない。~をおいて~ない。「~ならでは~ない」という文型の表現が多い。物事に対して感心する言い方。
8.~べからず/べからざる
接続:(1)動詞基本形+べからず
意味:~してはいけない;~するな。禁止を表す文語表現.よく「掲示」のよな所につかわれる。
接続:(2)動詞基本形+べからざる+名詞
意味:~すべきではない。書き言葉
説明:「~べからざる」の前の動詞は「言う、聞く、欠く、許す」など、ごく限られた動詞しか来ない。
9.~をおいて~ない
接続:名詞+をおいて~ない
意味:~以外に、ほかにない
「それと比較できるものはほかにない」と高く評価する時に使うことが多い。