◎印は、金谷氏の6グループ、★印は柴田が追加した新しいグループ
や特殊な例外を表す。
◎(1)受け身形とその原型:
(1-1)普通の受け身: 他動詞未然形 + RERU
「殺される」<->「殺す」、「好かれる」<->「好く」
「捨てられる」<->「捨てる」、「話される」<->「話す」
「見られる」<->「見る」、「許される」<->「許す」
など、多数。
(1-2)迷惑の受け身: 自動詞未然形 + RERU
「居られる」<->「居る」、「ごねられる」<->「ごねる」
「去られる」<->「去る」、「死なれる」<->「死ぬ」
「吹かれる」<->「吹く」、「降られる」<->「降る」
★(1-3)受け身の意味が忘れられた「化石」のような受身形
「生まれる」<->「生む」、「剥がれる」<->「剥ぐ」
★新しいグループ(イ):文語では受け身だったものが原動詞が変化したため、
形の上では受身形ではなくなったもの
「捕らわれる」<->「捕らえる」、「分かれる」<->「分ける」
◎(2)-ARU型語尾五段活用自動詞 <-> -ERU型語尾下一段他動詞