普通体·丁寧体
日本語の文体は、大きく普通体(常体)および丁寧体(敬体)の2種類に分かれる。日本語話者は日常生活で両文体を適宜使い分ける。日本語学習者は、初めに丁寧体を、次に普通体を順次学習することが一般的である。普通体は相手を意識しないかのような文体であるため独語体と称し、丁寧体は相手を意識する文体であるため対話体と称することもある。
普通体と丁寧体の違いは次のように現れる。
普通体丁寧体
もうすぐ春だ(春である)。もうすぐ春です。(名詞文)
ここは静かだ(静かである)。ここは静かです。(形容動詞文)
野山の花が美しい。(野山の花が美しいです。)(形容詞文)
鳥が空を飛ぶ。