『お』や『ご』をつけた「美化語」と呼ばれる言葉は、物事を丁寧に又は美しく表現する方法のひとつです。しかし、意識するあまり使い方が間違っていたり、まわりくどい言い方になってしまうことも......。就活にも役立つ正しい使い方を、マナー講師の小藤弓先生に教えてもらいました。
加上“お”、“ご”的词语称为“美化语”,是一种礼貌、优雅地来描述事物的表达方式。但是如果太过在意,就很容易弄错使用方法,就会让周围的人觉得啰嗦。在找工作上也能起到作用的美化语正确使用方式,请礼仪讲师小藤弓老师来教我们吧。
◆相手の物事、事柄や状況に『お』や『ご』をつける
◆对方的事物、事情或状况加“お”、“ご”
お名前
お年
お話
お気遣い
お時間
ご都合
ご予定
ご協力
ご丁寧
◆相手の持ち物や立場に『お』や『ご』をつける
◆对方的所有物或立场加“お”、“ご”
お荷物
お名刺
お体
お車
ご家族
ご商売
ご友人
ご自宅
◆物事を丁寧に表す場合に『お』や『ご』をつける
◆要礼貌表达事物的时候加“お”、“ご”
お手洗い
お手紙
お勘定
お酒
ご飯
ご馳走
ご褒美
他に、外来語(カタカナ)、天候、場所などには『お』や『ご』はつけないということは覚えておきましょう。丁寧に美しく表現する言葉ですが、使い方を間違えると誰に対して丁寧に話しているのか分からなくなってしまいますので注意が必要です。また、『お』や『ご』を多用しすぎると、まわりくどい言い方になります。
另外,记住在外来语(平假名)、天气、场地等词前不能加“お”、“ご”。虽然这是一种礼貌又优雅的表达方式,但如果弄错了使用方法,就变得根本不清楚是在对谁礼貌了,这一点必须要注意的。另外,要是过多地使用了“お”、“ご”,就显得很啰嗦,也要注意。
◆NG例
「お帰りになられるお時間はおわかりでしょうか?」
◆错误举例
“お帰りになられるお時間はおわかりでしょうか?”(请教能获知您回家的时间吗?)
◆OK例
「お帰りになる時間はご存知でしょうか?」
「お戻りの時間はご存知でしょうか?」
◆正确举例
“お帰りになる時間はご存知でしょうか?”(能知道您回去的时间吗?)
“お戻りの時間はご存知でしょうか?”(能告知您回去的时间吗?)
微妙な違いですが耳に入ると気がつきますよね。NG例はとてもまわりくどくてまどろこしい印象になるのがわかると思います。
虽说只是微妙的差别,但听入耳中却也会察觉不同吧。错误例子中,会给人留下啰嗦、迟缓的感觉。
ポイントは「自分も関連していて、相手も関連している事柄には『お』をつける」。これを意識すると間違えずに話しやすくなりますよ。以下の例を参考にしてみてください。
关键点在于“与自己和对方都相关的事件前加お”。如果能注意到这一点,那么就不会用错,说起话来也顺畅了。请参考以下的例子。
例1)
○本日は貴重なお時間をありがとうございました。
一緒に過ごした時間を指すので「お時間」となる。
例1
正确:今天占用了您宝贵的时间,非常感谢。
这是指彼此一起度过的时间,所以用“お時間”。
例2)
○お名刺お渡ししてもよろしいでしょうか?
自分も相手も関連する事柄なので「お名刺」と言っても問題ない
例2
正确:能笑纳我的名片吗?
这是与自己和对方都有关的事情,所以说成“お名刺”没有问题
例3)
×お荷物ここに置かせていただきます
自分だけの荷物を指すので「お荷物」とは言わない
例3
错误:请让我把我的行李放在这里。
行李只是自己的东西,所以不必说“お荷物”。
いかがですか?普段使っていないとなかなか難しいかもしれませんが、臨機応変に、状況に応じて使い慣れていきましょうね。
怎么样?如果平常不太使用的话,可能会有些困难哦,不过请随机应变地根据情况来熟练使用吧。