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白夜行第七集日文脚本

作者:未知  来源:hjenglish.com   更新:2014-8-18 22:25:58  点击:  切换到繁體中文

 

=東西電装 特許ライセンス部=


三沢千都留(佐藤仁美)の元に、スズキマサナオという人物から花束が届く。


戸惑いながらも花を受け取る千都留を見つめる高宮。


退社する人々の中から千都留を見分ける亮司。花束が目印となっていたのだ。


「あいつか・・・。」亮司が尾行し始める。


4つに増えたサボテンを見つめながら


「雪穂の幸せは俺の免罪符」と言った亮司の言葉を思う雪穂。


笹垣が、そんな雪穂の様子を見つめていた。


そこへ戻った礼子は・・・。


千都留が高宮に、前に借りた傘のお礼を渡す。


「本当に実家帰って、お見合いするんですか?」


「親がうるさくって。」


「明日でしたっけ?帰るの。」


「ううん。明日部屋を引き払って、最後にクイーンホテルに一泊するから


あさって。」


「クイーンホテル?」


「貧乏OL最後の贅沢よ!


あ、確かあさって、そこで式挙げるんだよね?」


「・・・やめるって言ったら?」


「・・・何言ってんの!奥さん大事にしなさいよ!」


千都留はそう言いエレベーターに乗り込んだ。


明日告白しようかと、高宮が篠塚に相談する。


「三沢さんといると、俺、普通なんです。


なんかよくわかんないんですけど、雪穂といると、


どっか緊張してるっていうか・・・。」


「上手くいったらどうすんの!?」


「雪穂との結婚はやめます。」


「うまくいかなかったら?」


「そういう運命だと思って、このまま雪穂と結婚します。」


「運命ね・・・。」


その話を、トレンチコートに身を包んだ亮司が聞いていた。


「わざわざ明日、クイーンホテルに告白しに行くの?


ごめん。素朴な疑問なんだけど、電話じゃダメなの?」


亮司から報告を受けた雪穂が尋ねる。


「電話番号知らないんだって。


それにこういうことは、ちゃんと顔を見て言いたいんだと。


明日二人が会わなきゃいいだけの話だよ。」


「そうすれば運命だと思って、私と結婚して下さるわけだ。」


「雪穂もこの結婚したいんだろ?」


「そうだよ。2年かけてここまでこぎつけたんだし。


亮だって私に幸せになれって言ったじゃない。」


「雪穂は適当に高宮を引き止めておいてよ。


俺は三沢千都留をホテルに泊まらせないようにするから。」


笹垣は、雪穂の結婚式に亮司が来るのではと睨んでいた。


「手帳は使わんで行ってくれるか。」


上司に言われ、笹垣は警察手帳を預けた。


「あんたは、もしかしたら、結婚せーへんかもなって思ってたから。


家族が、ええもんやっていうことを、


ちゃんと教えてあげられなかったような気がしてて。」


そう言い涙ぐむ礼子。


「大丈夫だよ。私、ちゃんと幸せになるよ。」


雪穂はそう言い微笑んだ。


千都留がお礼にくれたものは、ラルフローレンのハンカチだった。


それを見つめたあと、ポケットにしまう高宮。


そこへ、雪穂がやって来た。


「何びっくりしてんの?」雪穂が聞く。


「あれ?来るの、明日じゃなかったっけ?」


「新婚旅行に行くのに買い忘れたもの思い出しちゃって。


買い物、付き合ってもらえない?」


「俺、今日、会社に行く用があって。」


「じゃあ、一緒に行って待ってるよ。」


「・・・ちょっと待ってて。会社の人に、電話してくる。」


「そうなんですよ。雪穂に捕まっちゃって。


場所、連絡入れるんで、食事が終わったぐらいに、


偶然会ったふりして、俺のこと、連れ出してもらえませんか?」


篠塚にそう頼むのを、雪穂はドアの外で聞いていた。


引越しの荷物を送る千都留を見張る亮司。


「本当はね、買い物なんかないの。


独身最後の日だし、デートしたいなと思って。


ダメだった?」


「そんなことないよ。」


何事もないように寄り添い歩く高宮と雪穂。


その時、実家から雪穂に電話が入る。


この電話は、亮司から!?


雨の降る中、千都留が出てきた。


亮司が車で彼女を追い越す。


食事を終えた雪穂と高宮が店を出ると、篠塚が車から声をかける。


「篠塚さん、どうしたんですか?」


「これからこっちに来ている永明のヤツラと飲むんだけどさ、


お前ちょっと顔出せよ。」


「じゃあ、私も!」


「だーめ。ダンス部の集まりじゃないし。


唐沢には秘密の話もあるの!」


「悪いな、雪穂。」


「わかりました。」


高宮が篠塚の車に乗り込む。


雪穂の携帯が鳴る。


「ごめん。高宮そっちに行っちゃった。」


「俺今ホテルのロビーに着いた。


三沢千都留ももうすぐ着くはずだから大丈夫。


来た!あとで電話・・・!!」


亮司はある人物の姿に固まる。笹垣だ!


「どうしたの?」


「笹垣が・・・」


「逃げて、亮!」


笹垣が、自分の背後を通り過ぎていく。


「大丈夫。何とかする。」


「いいから!亮が捕まったら、」


亮司は電話を切ってしまった。


「こんな結婚、何の意味も・・・」雪穂が呟く。


笹垣の様子を伺う亮司。


その時、千都留が横切った。


タクシーに忘れた傘を引き取りに戻った千都留。


「すみません。こちらにお泊りの方ですか?」亮司が声をかける。


「そうですけど。」


亮司が警察手帳を見せる。


「突然のお願いなんですが、お部屋を譲っていただくことは


出来ないでしょうか。


さきほど、こちらのホテルに、指名手配犯がチェックインしまして、


我々としては、監視しているのですが、部屋がいっぱいでして。」


「そうですか・・・。」


「代わりと言っては何ですが、アトランティックホテルにお部屋を


ご用意させていただくということでは、」


「アトランティックホテル・・・ならいっか。」


千都留はそう言いタクシーに再び乗り込む。


「ありがとうございます。


キャンセルは私どもの方でいたしますんで。


お名前をいただけますか?」


「三沢千都留です。」


「ご協力感謝します。」


「雨の中大変ですね。」


「いえ。恵みの雨ですよ。それでは。」


亮司はタクシーを見送り、電話を取る。


「三沢千都留という女性がチェックインしているはずなんですが。」


笹垣がチェックインしている横で、篠塚と高宮がホテルマンに尋ねる。


丁度その時、三沢千都留のキャンセルの電話が入る。


千都留がキャンセルしたと知りがっかりする高宮。


「雪穂と、結婚する運命だったってことですよ。


ちょっと、トイレに行ってきます。」


笹垣がその言葉を聞き逃すはずがなかった。


「あの、あの方、唐沢雪穂さんと、一緒になられる方ですか?


この男は、桐原亮司と言います。見かけたことはありますか?」


そう言い亮司の写真をポケットから取り出す。


「知りません。」戸惑いながらも答える篠塚。


「私、笹垣と言います。見かけたら、連絡下さい。」


写真の裏には笹垣の名前と携帯番号が書いてあった。


笹垣はそれを無理やり篠塚に押し付けて立ち去る。


「この人と唐沢、何かあるんですか?」笹垣を呼び止めて尋ねる篠塚。


「幽霊みたいなもんですわ。雪穂さんにとりついてる。


雪穂さんの為にも、よろしくお願いします。」


「幽霊・・・。」


雨の中、タクシーに乗り込みクイーンホテルへ急ごうとする雪穂。


そこへ亮司から報告の電話が。亮司の声にほっとする雪穂・・・。


「こうして、雪穂は結婚した。


何事もなかったかのように。」


雪穂の結婚式に目を光らせる笹垣。


「俺はずっとこうやって生きていけばいい。


雪穂にしか見えない、幽霊として。


それが、俺の幸せなのだから。」


新婚旅行に出かけていく二人を見張る笹垣。


飛行機を見つめていると、隣にいる女性(西田尚美)が携帯に向ってしゃべる


会話が聞こえてくる。


「怒ってないってー。


はじめからわかっていたことだし。


私は、幽霊みたいなもんだから。


邪魔なんかしないよー。


あなたの幸せが、私の幸せだと思ってる。


じゃあ・・・奥さんとお幸せに。」


そう言い電話を切ったあと、泣きじゃくる女性を亮司は見つめる。


「だけど・・・」


『投稿者:レットバトラーの幽霊


俺には幸せにしたい人がいます


だけど、その人が本当に幸せになってしまったら


俺を必要とする人がこの世にいなくなってしまう』


掲示板に書き込まれた8番目の投稿を読み上げる谷口。


「レットバトラーの幽霊・・・」


「俺の名前を呼ぶ人は、誰もいなくなってしまう。」


「亮!」


今、日本にいるはずのない雪穂の声が聞こえる。


「亮!」


振り返ると、雪穂がいた。


「何で!?」


「空港でパスポート忘れたふりして、高宮だけ先に行かせたの。


お返し。高宮のIDとパスワード。


これで東西電装のネットワークに入れる。


すごい技術とか、特許とか持ってる会社だから、


いただける物は何かしらあると思う。


それ手土産に持っていけば、経歴とか怪しくても、


どっかの会社に潜りこんだり出来るよね!


それ、亮の役に立たないかな?」


「こんなものの為に高宮と結婚したの?」


「あと・・・お金。


約束したじゃない。


亮が私にしてくれたことを、全部返すって。


私みたいな小娘が金作るには、金持ちと結婚して、


離婚するしかないしね。」


亮が悲しそうにIDを投げ返す。


「もういい加減普通に幸せになってよ。きりがないから。」


「この結婚は、売春なんだよ、私にとって。


そんなこと、考えもしなかったけど、


結局やっていること同じじゃないかって、


昔の私に責められたりして。


言われてみれば、ごもっともだよね。


一緒なんだよ、亮。


亮の幸せが、私にとって、免罪符なんだよ。


もういいじゃない。ここまで来てカッコつけなくて。


亮がやったことは、私の為にしてさ、


私がやったことは、亮の為にしてさ。


そうやって、やったこと、正当化しまくって生きていこうよ!」


「最悪だよ、それ。」


「元から最悪じゃない、私たち。」


「雪穂も、何もかも失うかもしれないよ。」


「元から何も持ってない。


亮以外!


だから、もう幽霊は止めて。


私に約束守らせてよ。」


雪穂が亮司の手を掴み、自分の方へと引き寄せる。


そして、笑顔で言った。


「お帰り!」


「なあ、雪穂。


俺たちは醜かったな。


誰もが目をそむけるほど醜かったな。」


「ただいま。」亮司が嬉しそうに笑う。


「だからこそ、誰もが突き放すその醜さを、


お互いに抱きしめようと決めたんだ。」


辞表を提出した笹垣が亮司の母・弥生子(麻生祐未)を訪ねる。


弥生子は一人酔いつぶれていた。


「亭主と愛人、息子に殺されてもうたら、


さすがにそうなるやろなー。」


「うちは、ちゃんと協力してますよー。」


壁には松浦指名手配のポスターが貼ってある。


『笹垣探偵事務所』と書かれた名刺を差し出す笹垣。


「息子に会いたくなったら、電話してこいや。


念仏は浄土に生まれる種や、地獄に落つべき業や、


総じて存知せざるなり・・・」


笹垣の唱える歎異抄を叫び声でかき消す弥生子。


雪穂は高宮に、友人と一緒にブティックを開いてもいいか尋ねる。


「ダメじゃないけど、お金とかは?」


「それは大丈夫。


そんな大げさなお店やるわけじゃないし、


私は少し貯金を出す程度だし。」


「じゃ、いいか!」


「それでね、店舗探しているんだけど、


誠さんのお父さんって、青山にビル持っていたよね。」


そして亮司は、MEMORIXという会社で秋吉と名乗り、


主任として仕事をしていた!


『美しき亡霊の決意』


「11歳の時、俺たちは出会った。


俺は雪穂を守るために、父親を殺した。


その俺をかばうために、雪穂は母親を殺した。


俺たちは、その罪を隠すために、


他人でいることを約束し、別れた。


だけど、7年後、俺たちは再会し、


いつの日かもう一度、


二人で太陽の下を歩くことを約束した。


それは、罪に罪を重ねて、


生きていく方法しか生まなかったんだ。


何もかも、嘘っぱちの人生なんだから、


もう全部嘘にしてしまおうと思ったんだ。


全てのカードが裏返れば、


きっと、新しい物語が始まる。」


=2000年冬=


「今から俺の言うとおりにしてくれ。」


俺、お前には昼間の世界に戻ってほしいんだ。


せめて、俺の代わりに・・・。」


亮司(山田孝之)にそう頼まれた園村友彦(小出恵介)は、笹垣(武田鉄矢)に


松浦(渡部篤郎)に頼まれて部屋を借りたり携帯を契約したりしたと説明する。


「そうすれば、金くれるって言うんで。


俺は松浦さんに頼まれて、パソコン設置したり留守番したり。


そんなことしてただけです。」


笹垣が亮司の写真を見せると、


「松浦さんの腰ぎんちゃくっていうか・・・


一緒に動いていたみたいですけど。」そう答えた。


姿を消した松浦の携帯電話着信履歴から、唐沢雪穂(綾瀬はるか)の名前を


見つけた笹垣。


「よっしゃ!」と思わず呟く。


亮司はあのハサミを開いたり閉じたりしながら、雪穂と楽しそうに話す


松浦の姿を思い浮かべ・・・。


高宮(塩谷瞬)に誘われ食事に向う雪穂。


その時、携帯が鳴る。表示は『松浦』。


雪穂は長くなるかもしれないのでと、高宮を先に店に行かせたあとに


電話に出る。


「大丈夫?今どこ?」と雪穂。


「今から言うとおりにしてくれ。」


「・・・嫌だ。それだけは絶対に!」


「もう走り出してるからさ。


そうしてもらわないとつじつまが合わなくなるんだよ。」


「それだけは嘘にしたくない!」


「ちゃんと幸せになれよ。」


亮司がそう言い電話を切り、道に設置されたゴミ箱にその携帯を捨てた。


立て続けに雪穂の電話が鳴る。


「もしもし。唐沢雪穂さんですか?」


聞き覚えのあるその声。振り返ると、笹垣がそこにいた!


険しい目つきで、口元だけ引き上げて微笑む笹垣・・・。


笹垣は、雪穂を取り調べ室に連れていき、松浦、そして亮司との関係を


追及した。


飲み屋やラブホテルで松浦と一緒にいる雪穂を、沢山の人が目撃していると


笹垣が言う。


「ずっと・・・脅かされていたんです、私。


お前の本当の母親が、殺人犯だってことバラすぞって、松浦に・・・。


お金取られたり、ホテルに連れて行かれたりして。


お前は、血が臭いんだからって。


お嬢さんのふりしてても、すぐわかるんだから、脱げって言われて・・・。


たまに、多分、桐原亮司だと思うんですけれど、


来ることあって・・・二人で・・・。


さっきも、松浦に余計なことを言うなって、電話・・・」


そう言いながら涙をこぼす雪穂を笹垣は見つめる。


「松浦と、桐原亮司を捕まえて下さい。」


雪穂が真剣な眼差しでそう訴え・・・そして微笑んだ!


笹垣はその微笑に、あの日、ガス心中から救出され目覚めた雪穂が


同じように微笑んだのを思い出す。


怒りに任せて雪穂の頬を叩く笹垣。


同僚の刑事が慌てて笹垣を止めるが、笹垣は自分の顔を見て笑ったと、激怒する。


「どうして私が殴られるんですか!?


警察は、犯人捕まえてくれって言ったら、


殴り飛ばすんですか!?」


「どこまで芝居したら気が済むんや!あぁ!?」


これは、亮司の指示なのですね・・・。


それにしても雪穂の涙をこぼしながらの演技がすごい!


そして、あの恐ろしい微笑み!!


彼女の表情のどんなに小さな動きをも見逃すまいとする笹垣も、


あの微笑には背筋がぞっとしたのでは。


そしてあの微笑、笹垣に殴られることも、雪穂たちの計算!?


唐沢家。


礼子(八千草 薫)が雪穂の手を両手で包み込むように握り締めながら


話を聞く。


「昔のこと隠してたのも、こういうのが怖くって。」


「堪忍え、雪穂。


ほんまにお母さん、そこまで考えてへんなんだ。」


「お母さんは何も悪くないよ。」


「笹垣さんは、なんであんたをそこまで疑うの?」


「私にも、よくわからないんだけど、


昔から、目の仇にされてるんだ。」


雪穂はそう言い腫れ上がった頬を押さえる。


唐沢家の前で雪穂の様子を伺う笹垣。


雪穂が家を出てきた。笹垣がその後を追うのを、礼子が気付く。


「ストーカー!?


何で事件の関係者張ったらいかんのですか!?」


上司にそう訴える笹垣。


だが上司は、雪穂は被害者なのだからと笹垣に厳重注意する。


礼子が、笹垣が置いていった『メンタルケアカウンセリング』のパンフレットを


つき返しに来たのだ。


「こんなもんに手帳使ったり、殴ったりしたことをマスコミに訴えられてみろ!


俺はお前を、外さなきゃならなくなる!


お前だって古賀の仇をとりたいだろう!?


それにお前のこだわっている桐原なんたらっていう腰ぎんちゃくも、


松浦と一緒にいる可能性が高いじゃないか!」


「あいつ、知恵があるんですわ。


ただの腰ぎんちゃくじゃない。


なんせ、自分で自分の死亡届出すようなヤツです。」


「だから、その辺も松浦を捕まえればいくらでも追求できるだろう!


わかったらみんなに加わって、松浦の地元の交友関係当たってくれ!」


「あの子、松浦と何か関係あるんです!」


「あの子は単なる被害者だろ!」


「被害者やない・・・」笹垣が呟く。


「こうして俺たちは、嘘に嘘を重ね、ストーリーを書き換えた。


俺は加害者に。


雪穂は被害者になった。


売り払ったのは俺たちの人生に残された、


たった一つの美しさだった。」


庭に新しく植えたサボテンを見つめる雪穂。


この間電話で亮司に言われた言葉を思い出す。


「警察が来たら、俺と松浦に昔の事件をネタに脅されていたって言え。


雪穂は被害者で俺は加害者だ。


そっから先の絵は自分で書けるよな?」


「・・・嫌だ。それだけは絶対に。」


「ちゃんと幸せになれよ。」


「めずらしいな、ぼーっとして。」ふいに礼子に声をかけられる。


「私の幸せって、何かなーって。」


「まあせいぜい、お悩みやす。」優しい微笑みを浮かべて礼子が言う。


そんな雪穂の元に高宮から電話が入る。


「金くらい、いくらでもふんだくってこれると思うんだよ。


亮をもう一度、太陽の下に戻してあげるからさ。」


自分が亮司に言った言葉を思い起こし・・・


大江図書館ホームページのBBS。


書き込みゼロ件なことにため息をつく谷口真文(余 貴美子)。


同僚が、図書館のホームページに掲示板をつけても無駄だと笑う。


高宮と食事をする雪穂。


高宮は東京の大手企業に就職が決まっていた。


彼の両親はその会社の大株主らしい。


「なんか、うちの家って、昔から土地とか株とか、


やたら持っててさ。」


「へー。すごいですね。」


「この4月から、東京の実家に戻ってサラリーマンだよ。」


「・・・」


「どうした?」


「・・・寂しくなっちゃうなーと思って。」


「え・・・。」雪穂の胸元に戸惑う高宮。


「あの、新幹線で2時間半の遠距離って、可能性ありますか?」


「それって、付き合うって、こと?」


雪穂が美しい微笑みを浮かべる。


「なあ・・・雪穂・・・。


俺にはもう、あなたと歩ける未来なんてなかったし、


あったとしても、それはあなたにとってあまり幸せなものじゃないだろう。」


亮司は手をつないで歩く小学生カップルに微笑み・・・。


高宮と一夜を共にした雪穂は、彼が眠る部屋で悲しげに鏡を見つめる。


幼い頃の自分に軽蔑の目で見られたような気がして思わず目をそむけた。


「だから、生きていこうと思ったんだ。


ただ、あなたを見守る、幽霊のように・・・。」


『2002年1月27日


唐沢雪穂、高宮誠と結婚予定


財産目当て?』


ノートにそう書き綴る笹垣。


「そして・・・2年が過ぎた。」


=2002年1月 東京=


雪穂は高宮家に嫁ぐことが決まり準備を進めていた。


高宮は、雪穂に引越し準備を任せ、東京に転勤になった先輩の篠塚(柏原崇)に


会いに行く。


「俺が結婚やめるって言ったら・・・」


来週の日曜に式を控えた高宮が言う。


「好きな人がいるんです。」


「お前他に女がいるのか!婚約中なのに。」あきれ返る篠塚。


「女とかそういう言い方止めてくださいよ。


電話番号も知らないんです。


俺の、片思いなんです。」


「それで?結婚やめるまで考えちゃったの?」


「三沢千都留さんって、派遣の人なんですけど。


今週いっぱいで仕事辞めて、実家に戻って、見合いするみたいで。


これが最後かって思うと。」


「そんなに好きならさ、何で式の一週間前まで放っておいたの!」


「付き合ってすぐの頃だったんですけど、


雪穂を、妊娠させちゃったんですよ。」


「やっぱり、おろした方がいいよね。


さすがにまだ・・・嫌だよね。


明日、病院行ってくるよ。」


「俺も一緒に、」


「いいよ。一緒にいられるほうが、余計辛いから・・・。」


「だから、雪穂とは絶対結婚しなきゃいけないって思ってて。


うちの親も、雪穂のことすごく気に入っているし。


雪穂のこと嫌いになったとか、そういうんじゃないんですよ。


でも、前みたいに100%じゃないっていうか。


それって雪穂にも、失礼な話だなって。


篠塚さんなら、どうします?」


「人の意見聞いても仕方ないだろう。


お前がどうしたいかなんだからさ。」


「・・・」


二人の会話を盗み聞きする人物・・・。


高宮の写真やメールをチェックし、首をかしげる雪穂。


「気のせいかな・・・。」


ネットカフェから探偵事務所を調べる雪穂。


「お返しにさ、亮をもう一度、太陽の下に戻してあげるからさ。」


自分の言葉を思い出す。


公衆電話からの着信。


「いいお嬢さんのやることじゃないんじゃないの?」


すぐ側で声が聞こえる。


振り返ると、笹垣と同じようなトレンチコートを着た亮司がそこにいた!


「何やってんのよ。」雪穂が笑う。


「いざとなったら笹垣がストーカーしていたことにしてやろうと思って。」


亮司も晴れやかに笑った。


亮司が宿泊するウィークリーマンションに場所を移す二人。


「高宮の女関係、調べようと思ったんだろう?」


「・・・うん。」


「調べても多分何も出てこないよ。


同じ会社の三沢千都留って女に片思いしているだけ。


で、何もないのに悩んじゃってるの。


こんな気持ちで雪穂と結婚しちゃいけないんじゃないかって。」


「はた迷惑なピュアさだな。」


「まあ、とにかく俺はあいつを見ておくからさ。


雪穂は物騒なことをしないで、このまま帰ってよ。」


「・・・なんか、すごく穏やかになったね。


前だったら、絶対怒ってたよね。」


「もう・・・感情に振り回されるのも疲れたし。


雪穂の幸せは俺の免罪符だから。」


「免罪符?」


「周りの人を合わせたら、一体何人の人生を狂わせたかわかんないけど、


せめて一人は幸せにしましたって、思いたいんだよ。だから・・・」


「じゃあ、私はめちゃめちゃ幸せにならなきゃいけないわけだ。


亮の為にも。」


「そうだよ。」


「そういうことなら、遠慮なく、結婚に向けて協力してもらおうかな。」


「そうしてよ。」亮司が穏やかに微笑んだ。


亮司は雪穂のために、そして雪穂は亮司のために


生きようとしているのですね。


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