片棒を担ぐ
片棒を担ぐとは、ある企てや仕事に加わって協力する。荷担する。多く、悪い行いに手を貸す場合にいう。片棒をかつぐ。
片棒を担ぐの語源・由来
片棒を担ぐの「片棒」とは、駕籠(かご)や畚(もっこ)の前棒か後棒のことで、それを担ぐ人もいう。
古典落語の「片棒」も、棺の樽で担ぐものは異なるが「担ぎ棒」のことである。
駕籠は二人一組で棒を担ぐことから、仕事や企てなどに協力することや、仕事の半分または一部を受けることを「片棒を担ぐ」と言うようになった。
「片棒を担ぐ」は、主に悪い仕業について用いられる言葉だが、駕籠を担ぐこと自体には悪い意味はない。