かやくご飯の語源・由来
かやくご飯の「かやく」は、「火薬」ではなく「加薬」と書き、本来は漢方薬の効果を高めるために補助的な薬を加えることや、その薬をいう漢方の用語である。
その補助的な意味から、主材料を引き立たせる副材料の意味で、五目飯やうどんに入れる具を「かやく」と言うようになり、五目飯は「かやくご飯」と言われるようになった。
食物に添え、料理の味を引き立たせる香辛料の意味でも、「かやく」は用いられていたが、現在は「薬味」が多く用いられる。
また、「薬味」も「加薬」と同じく、漢方の用語である。