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果物の語源・由来

作者:未知  来源:日本网站   更新:2007-6-27 10:43:38  点击:  切换到繁體中文

 

果物

果物とは、草木につき食用になる果実で、多汁でふつう甘味がある。狭義には木に生る果実をいい、広義には草本性植物の果実も含める。水菓子。フルーツ。

果物の語源・由来

果物は「木の物」の意味で、元は木の実をさした。「くだもの」の「く」は「木」の古形、「だ」は「けだもの(獣)」の「だ」と同じ「の」を示す助詞で、「水無月」や「神無月」の「な」に通じる語である。
くだもの」は「菓子」と書かれたが、江戸時代に入り「菓子」が現在の意味になったため、果物は「水菓子」とも呼ばれるようになり、さらに「水菓子」が水分を多く含んだ菓子の一種と誤解されるようになったことから、現在では「果物」か「フルーツ」と呼ばれる。
イチゴやスイカ・トマトといった草になる果実は、「果物」と「野菜」の境界線上にあり、果物か野菜かといった議論がよく行われるが、語源的には果物に含まれず、現在の農林水産省における定義でも樹木になる果実のみをさしていることから含まれない。
しかし、世間一般にイチゴやスイカは「果物」、トマトは「野菜」という認識が強く、その他、調理法や食べ方によっても異なり、生産地(国)によって草木の分類も異なることから、「果物」と「野菜」を正確に区別することは非常に難しい。
古く、これら草になる果実は「くさくだもの(草果物)」と称されており、イチゴやウリのほか、ナスなども含まれていた。
また、古くは酒の肴や菓子類を「果物」と言い、のちに果実に限定されるようになったという文献が多く見られる。
しかし、これらは奈良・平安時代に唐から伝わった「唐菓子(とうがし)」や「唐果物(からくだもの)」と呼ばれるもののことで、その名は果物の形にして油で揚げたことに由来するため、間違った前後関係となっている。


 

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