泥棒の語源・由来
泥棒の漢字は当て字で、語源は諸説あるが正確な語源は未詳。
泥棒は、無理に奪う意味の「押し取り」に人を意味する「坊」が付いて「押し取り坊」となり、転訛して「どろぼう」になったとする説や、「取り奪う」が転じて「どろぼう」になったとする説などが有力とされる。
「どら息子」や「道楽者」などから転じた「どろ」、乱暴の「暴」から「ぼう」になったとする説もあるが、この説は有力とされていない。
また、手拭いや風呂敷などが無かった時代、顔を隠すために顔に泥を塗り、万が一に備え棒を持っていたことから「泥棒」になったとする説もある。
しかし、「泥棒」は近世後期頃から用いられている語で、時代背景に矛盾があり俗説と考えられる。