ネーブルの語源・由来
ネーブルは、「navel orange(ネーブルオレンジ)」の略。
「navel」とは「へそ(臍)」のことで、果実の上部中央がへそ形に盛り上がっていることから、こう呼ばれるようになった。
日本では「臍蜜柑(へそみかん)」や「臍橙(へそだいだい)」という地方もあるが、日本人がネーブルの形を見て名付けたのではなく、「ネーブルオレンジ」の訳から付けたものと思われる。
ブラジルでオレンジの枝変わりとして発生したネーブルは、19世紀後半にカリフォルニアで2本の苗木から育成され、甘くて美味しい種無しオレンジとなった。
ネーブルが日本への輸入・移植されたのは、明治22年(1889年)といわれる。