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食在中国

作者:未知  来源:贯通论坛   更新:2005-9-18 8:37:00  点击:  切换到繁體中文

 

野口 拓朗

 年をとると、食べることに執着してくる。あと、何回飯を食えるのか。指折り数えるとまではいかないが、日々の楽しみのひとつが食事である。 
 「食」といえば、中国は本場である。「四本足で食べないのは机だけ」と言われるほど中国の人々は食い道楽である。おかげで、中国に滞在していた折、奇妙なものまで口に入れる幸運に恵まれた。 

 貴州省でのこと。車に乗っていると、突然、食堂の店先に丸裸の動物が陳座しているのが見えた。下りてよく見ると、犬の肉だった。道路の両側長さ200メートルほどにわたって犬肉を食べさせる食堂がひしめいている。初めて見る光景だった。同行した貴州省政府の職員がにやりとして言った。「ここの名物です。体が温まって元気が出ますよ」

 どこに行っても、「野味」という看板にぶつかる。カエルやヘビ、タヌキ、ハトなどが檻の中で出番を待っている。上海の知人にお呼ばれした時に、カエルとヘビが出た。カエルは鳥肉のようにサクサクとして美味だった。ヘビは空揚げで、細長いせんべいのように見えた。我が家の家系はどうもだまされやすいようだ。小学生の息子は当時、足が速くなりたくて仕方なかった。同席した日本人の友人に「ボク、これを食べると足が速くなるよ」と言われてコロリだった。パクパクとたくさん口にした。その甲斐があったのか、運動会では堂々2位だった。 

 サソリを初めて体験したのは山東省でだった。この地方の特産で、サソリの養殖で大もうけした「サソリ大王」の記事がよく新聞に出る。これも空揚げだったが、せんべいのような口ざわりで、淡泊な味だった。北京のホテルのレストランでたまたま山東省フェアをやっており、サソリもあった。子供達は嫌がるかとも思ったが、「スナック菓子みたい」と意外に歓迎された。 

 最近、日本にも直輸入されるほど、日本人の間で人気急上昇なのが上海ガニだ。「左党がシーズンを待ち焦がれる」と言われるほど、あのねっとりとしたカニのミソと熱燗の紹興酒が合うのだ。食べ頃は10月から12月まで。上海近郊にある陽澄湖、洪沢湖、太湖などが産地だ。大きさにもよるが、市場では1匹50元-100元、ホテルでは3、4倍の値段になる。 

 上海に赴任した頃、こんな話を聞いたことがある。ある日本人の婦人がカニを市場で買った後、ヒモで足を縛られたカニをかわいそうに思い、ヒモを切って袋に入れた。翌日、食べようと思って、袋を見たら、もぬけの殻だった。 

 いやな人とお付き合いで食事する場合、カニを選ぶとも聞いた。足を割って肉を出すことなどに労力を費やし、食べるのに一生懸命になるので、自然と会話をしなくてもすむからだ。カニは体が冷えるので、食べ過ぎると腹をこわす。 

 企業の駐在員がこぼしていたのを思い出す。秋になると、顧客や上司らがだんご状態で出張して来る。お目当てはカニ。毎晩、おつきあいした揚げ句、胃の調子がおかしくなった、というのだ。 

 中国にいると、日本人はどうしても刺し身が恋しくなる。北京では大連あたりからいい魚が入るが、南ではそうはいかない。作家の陳舜臣さんから面白いことを聞いたことがある。刺し身はもともと中国でも食べていたが、食中毒で死んだりしたので熱を通すようになったという。南でもイケスを泳いでいる魚介類を自分で選んで食べさせる海鮮料理屋があるが、確かに蒸したり炒めたりだった。「用心深いのかな」とも思う反面、東京で刺し身に目がない中国人を見ると、頭の中が混乱してしまうのだった。 

 食欲は人間の三大欲望のひとつだ。食文化ひとつをとってみても、中国人の嗜好は果てしがない。人間の研究という意味でも、尽きることのない、奥深い、最も面白い民族であると、私はつくづく思う。

野口 拓朗 (朝日新聞)


食在中国

野口 拓朗
 
  人上了岁数,对饮食也执著起来。虽不到掰着指头数今后还有几顿饭可吃的地步,饮食确实成了每日的乐趣之一。 
  说到“饮食”,中国当数第一。“四条腿的只有桌子不吃”,中国人对吃津津乐道。我在中国的那段时间里,有幸尝到了许多稀奇古怪的美味。 

  有一次在贵州省,我坐在行驶中的汽车里,突然发现了一家饭馆的门口,摆着一个光溜溜的动物。下车仔细一看,原来是一只被剥光了皮的狗。200多米长的马路两侧,密密麻麻的排列着卖狗肉的小饭馆。这光景还是有生以来头一回看到。同行的贵州省政府的人微微一笑,告诉我说:“这可是本地的特产,吃狗肉既暖身又提劲儿。” 

  在中国不论走到哪儿,都能看到写有“野味”的招牌。青蛙、蛇、狸子、鸽子等,关在笼子里,等待食客挑选。一次一位上海朋友招待我,就上了青蛙和蛇。青蛙肉像鸡肉一样松软可口,干炸的蛇肉,很像细长的脆饼干。我们家好像有那么一种容易上当受骗的遗传,儿子当时还是小学生,特别希望自己能跑的快些,同席的日本朋友就对他说:“你吃了这个,会跑快的”。儿子信以为真,大吃一通。也许是因为这一吃的缘故,学校开运动会,他居然堂堂地拿了个亚军。 

  头一次吃蝎子是在山东省。蝎子是山东的特产,报上不时出现一些养蝎子发大财的“养蝎大王”的报道。蝎子也是炸着吃,吃起来就象脆饼干一样,淡淡的。有一次一家北京饭店的餐厅举行山东省商品展销,其中就有蝎子。本以为孩子们可能不会喜欢这东西,没想到却很受他们的欢迎。 

  最近,直接从上海进口的上海大闸蟹在日本人气急升。尤其是爱喝两口的,望眼欲穿地盼着吃蟹季节的到来,鲜稠的蟹黄配上香热的绍兴酒,堪称一绝。吃上海大闸蟹的季节通常在10至12月之间。上海近郊的阳澄湖、洪泽湖、太湖等地是大闸蟹的产地。根据大小的不同,一只螃蟹要卖到50—100元,在宾馆吃,更是身价3、4倍。 

  在上海工作期间,听到过这样一件事情:一位日本妇女在市场里买了螃蟹,看到螃蟹被绳子绑着很可怜,就把绳子割断放进了袋子里。第二天打算吃螃蟹时,打开袋子一看,袋子里唱了一出空城计。 

  听人说,和不喜欢的人一起进餐,螃蟹为上选。掰开蟹腿取肉等很是麻烦,把劲儿都用在了吃上,可以不必多和对方废话。螃蟹属于凉性食物,吃多了会闹肚子。 

  说到这儿,想起一个企业驻外人员的牢骚话来。一到秋天,他的客户和上司就一个接一个地来此地出差,不用说都是冲着螃蟹来的。每晚作陪,把胃都吃出毛病来了。 

  去了中国,日本人很自然地要留恋生鱼片。在北京,可以从大连一带运来新鲜的鱼,到了南方就办不到了。我从作家陈舜臣先生那里听到过这样一件有趣的说法:中国以前也吃过生鱼片,因为发生食物中毒出了死人,就改成加热后食用了。在南方,有些海鲜馆儿把活鱼贝类放养在鱼缸里,让顾客自己挑选,但都是蒸着或煎着吃的。那时我想,“中国人真够仔细”,可是当我在东京看到大嚼生鱼片的中国人时,就不知该怎样理解才好了。 

  食欲为人类三大欲望之一。单拿食文化来说,中国人可说是“欲壑难填”。我常常想,从人类学的意义上说,这真是一个难以穷尽的最有趣的民族。

野口 拓朗 (朝日新闻)


 

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