６ 接続詞

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問題１ （順接の接続詞）適当な接続詞を選んでください。

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だから／それで／では／すると／したがって

１）本日、Ａ教授はお休みです。（ ）今日は休講です。

２）午後から雨らしいよ。（ ）、傘を持って行った方がいい。

３）昨日は飲み過ぎた。（ ）今日は二日酔いだ。

４）「そんなやり方では駄目だ」「（ ）、どうすればいいんですか」

５）カーテンを開けた。（ ）外は雪が降っていた。

順接の接続詞

だから ：理由の「?から」と同様に、文末で自由に意志・推量・未来の表現を表す

ことができる。

それで ：理由の「?て」から生まれた接続詞なので、文末で意志表現や、推量表現

は使えない。（注：それ以外に、「それで」には話を促す用法がある。）

では ：現状や既定事実にたって、新たな意見や行動を提起するときに使う接続詞。

すると ：条件の「?と」から生まれた接続詞で、文末で意志表現や、推量表現は使

えない。

したがって：必然的に生じる結果を表すときに使う接続詞で、結果を強調。

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問題２ （場面や条件に関係する副詞）適当な副詞を選んでください。

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それから／そこで／それでは／それなら

１）最初に砂糖、（ ）塩を入れてください。

２）「彼女、学校を辞めるらしいね。」

「うん、（ ）、そのことでちょっと君に相談があるんだ。」

３）「道路が渋滞しているらしいよ。」「（ ）、電車で行った方がいいね。」

４）長い間、お世話になりました。（ ）、みなさん、お元気で。

場面や状況を表す接続詞

それから：「そのあとで」という継起の他にも、物事を追加するときにも使う。

そこで ：「それで」の意味も表すが、場面設定をする接続詞で、因果関係は特に必要

としない。

それでは：「では」と同じ。現状や既定事実にたって、新たな意見や行動を提起すると

きに使う。

それなら：確実性が高い事態を条件にする接続詞で、「もし?なら」の意味を表す。

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問題３ （逆説の接続詞）適当な接続詞を選んでください。ただし、複数使える場合があります。

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だが／でも／ところが／それなのに／それでも

１）受験は来月でしょ。（ ）、どうして勉強しないの？

２）「そこは非常に危険な場所だよ。」「（ ）僕は行かなければならないんだ。」

３）確かに値段は高い。（ ）それだけの価値はある。

４）和食はなんでも好きです。（ ）納豆はちょっと・・・。

５）彼はいかにも強そうに見えた。（ ）簡単に負けてしまった。

逆接を表す接続詞

だが ：意味は「しかし」と同じだが、語気は強い。

でも ：極めて感情的な逆接で、言い訳に使ったり、相手の意見をやわらかく否定

したりする。

ところが ：自分の予想や期待と異なる事態であるときに使う。

それでも ：条件の逆接で、「たとえ＝でも」（仮定）、「いくら?でも」（既定）のどちら

にも使える。

それなのに：因果の逆接で、失望や残念な気持ちが表れる。

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問題４ （順接と逆説の接続詞）適当な接続詞を選んでください。

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１） それで それでは それなら ですから

Ａ：バスが出るのは１時です。（ a ）、遅くても10分前には必ず集まってください。（ b ）、今から自由行動です。

Ｂ：先生、（ c ）、買い物も自由にしていいんですね。

Ａ：かまいませんが、無駄遣いしないでくださいね。

２） でも それなら それで だから

Ａ：昨日は熱がひどくてね。（ a ）学校を休んだんだ。

Ｂ：（ b ）、もう大丈夫なの？

Ａ：うん、咳はまだ残っているけど、熱はもう下がったから。

Ｂ：（ c ）、無理はしない方がいいよ。

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問題５ （並立・添加・選択の接続詞ー１）適当な接続詞を選んでください。なお、複数使える場合があります。

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そして／そのうえ／そればかりか／それとも／または

１）ねえねえ、あの人、男？（ ）女？

２）とても明るく、（ ）聡明な女性だった。

３）雨が降り出し、（ ）風も吹き出した。

４）電話、（ ）ファックスで申し込むことができます。

並立・添加・選択の接続詞

そして ：並立・列挙の接続詞で、文も語も自由に並べることができる。

そのうえ ：「しかも」「それに」と同義で、「?に加えて?」と累加・添加の接続詞。

そればかりか：「それだけでなく?も」という意味。

それとも ：疑問文と疑問文をつないで、どちらを選択するかを尋ねる接続詞。

または ：主として、語句Ａと語句Ｂの選択に使う接続詞。

また ：「と同時に」という意味の接続詞。「であり、また～である」は慣用的言い方。

（注：副詞の「また」は反復や「再び」の意味を表す。）

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問題６ （並立・添加・選択の接続詞ー２）適当な接続詞を選んでください。

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１） それじゃ あるいは それとも それから

魚屋：このいわしは新鮮だから、刺身で食べても、（ ａ ）焼いてもおいしいよ。

客 ：このさばは？

魚屋：そのさばは塩焼きが一番だね。いわしにする、（ ｂ ）さばにする？

客 ：（ ｃ ）、いわしをお願い。（ ｄ ）、あさりも一袋もらうわ。

２） また または そればかりか それなら

Ａ ：彼は教師でもあり、（ ａ ）ミュージシャンでもありと、多彩な活動をし

ている人だよ。

Ｂ ：（ ｂ ）、この地域では有名人なんですね。

Ａ ：うん。（ ｃ ）、何冊も著書があるし、全国的にも知られた人だ。

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問題７ （説明の接続詞）適当な接続詞を選んでください。

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ただし／もっとも／なお／ただ／なぜなら

１）ご家族の皆様によろしく。（ ）、写真を同封しましたのでご覧ください。

２）今度の研修会には全員参加してください。（ ）、病気の場合は別です。

３）いくら食べても1000円です。（ ）、制限時間は一時間です。

４）確かに品質はいい。（ ）、ちょっと高いねえ。

５）彼と闘うのはやめた方がいい。（ ）今の君では勝てないからだ。

説明を加える接続詞

ただし ：「しかし、それには条件があって」という意味。＜条件や制限＞

もっとも：「しかし、それには例外があって」という意味。＜例外や除外＞

なお ：「参考までに付け加えれば」という意味。＜必要な補足説明＞

ただ ：条件の逆接で、「たとえ＝でも」（仮定）、「いくら?でも」（既定）のどちらに

も使える。

なぜなら：先に結果や結論を述べ、後で理由を付け加えるときに使う。「というのは」

も同義。

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問題８ （話題転換や置き換えなどの副詞・接続詞）適当な接続詞を選んでください。

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さて／ところで／すなわち／要するに／結局

１）鍋物の季節になりましたね。（ ）、今夜あたり、一杯、どうですか。

２）口ではいいことを言ってても、（ ）自分の利益しか考えていないのさ。

３）これで今日のニュースは終わります。（ ）、明日の天気ですが、・・・

４）君の言いたいことは、（ ）なんだい？結論をはっきり言えよ。

５）結婚とは、（ ）、家庭を築くということだ。

話題転換や置き換えの接続詞・副詞

さて ：それまでの自分の話をうち切って、異なる話題に移るときの接続詞。

ところで：相手との会話の途中で何かを思いつき、自分の関心のある話題に変えたいと

きに使う接続詞。

すなわち：「つまり」の書面語に相当する副詞。

要するに：先に述べた内容を簡潔に纏めるときに使う接続詞。

結局 ：「色々あるが、最終的には」という意味を表す副詞。