お客様は神様です、という言葉があるが、
消費者は神様以上のきびしさをお持ちである。
― 安藤 百福 ―
(日清食品創業者)
人生のどんな隅にも、どんなつまらなそうな境遇にも、
やっぱり望みはあるのだ。
― 菊池 寛 ―
(『出世』)
行動にはつねに動機があり、目的がある。
動機が正義であり、目的が善であって、
その行動だけが悪だということは、人間にはありえない。
― 本田 宗一郎 ―
(本田技研工業創業者)
動物はみな弱いものをくって生きる以上、
だれかの生まれかわりだ。
― 水上 勉 ―
(『ブンナよ、木からおりてこい』)
幸福は常に努力する生活の中にのみあるのだ。
― 石川 達三 ―
(『人間と愛と自由』)
私は不思議でたまらない、
誰にきいても笑ってて、
あたりまえだ、ということが。
― 金子 みすゞ ―
(『不思議』)
子どもに殺しを教えることだけはごめんだ。
世界中の子どもが正義だといって殺しを教えられたら
いつか世界中の人間は全滅するだろうな。
― 手塚 治虫 ―
(『アドルフに告ぐ』)
新しい研究分野を開拓すれば、二流の研究者でも一流の論文が書ける。
限られた市場のシェアの争奪戦では敗者なくして勝者はあり得ないが、
拡大する新分野では、参加者すべてが勝者になりうるのである。
― 江崎 玲於奈 ―
(ノーベル物理学者)
平凡は妙手にまさる。
― 大山 康晴 ―
(十五世名人将棋棋士)
学ぶこと、そして一般的に、真実と美とを追求することは、
われわれが一生涯子どもでいることを許されている活動範囲である。
― アインシュタイン ―
(ノーベル物理学者)
人は己を美しくして初めて美に近づく権利が生まれる。
― 岡倉 天心 ―
(美術家)
ぐちを言っている女の子が、
美しく見えたなんてことは一度もありません。
― 寺山 修司 ―
(劇作家)
いかなるものといえども、必ず急所を持つものだ。
急所を見別け得るものは成功する。
― 横光 利一 ―
(『急所について』)
人は機会さえ与えられれば、
何人でも無限にその能力を発揮するものである。
― 吉野 作造 ―
(政治学者)
未来は偶然ではない、
未来は或る程度まで現在を生きる時の勇気と、
事に当っての正しい選択とによって決定される。
― 福永 武彦 ―
(『風土』)
すべての人が幸せを求めている
しかし幸せというものは
そうやすやすと やってくるものではない
時には不幸という 帽子をかぶって やってくる
― 坂村 真民 ―
(『幸せの帽子』)
一生悟れなくてもいいから
感動いっぱい、感激いっぱいの
いのちを生きたいと思います
― 相田 みつを ―
(書家)
自分の尊いことを知らないで何が出来ますか。
― 北大路 魯山人 ―
(陶芸家)
視ること、それはもうなにかなのだ。
自分の魂の一部分或いは全部がそれに乗り移ることなのだ。
― 梶井 基次郎 ―
(『ある心の風景』)
尊敬すべき幸福な人は、逆境にいても、つまらぬことはくよくよせず、
心配しても始まらないことは心配せず、自分の力のないことは天に任せて、
自分の心がけをよくし、根本から再生の努力をする人である。
― 武者小路 実篤 ―
(『幸福について』)
そうであろうと努めながら、ついにそうであることはできない。
しかしそうであろうと努めること、それ自体が尊いのだ。
― 稲盛 和夫 ―
(『生き方』)
生活があって人生のない一生ほどわびしいものはない。
― 遠藤 周作 ―
(小説家)
人間の苦しみや悲しみで、
人間のたたかい得ないものはないのだ。
― 椎名 麟三 ―
(小説家)
人間は誰でも自分がいちばん大切なのです。
そして、そのことをほんとうに自覚した人間だけが、
自然なかたちで他人を大切に思うことができる。
― 五木 寛之 ―
(『生きるヒント』)
もしこの世の中に「愛する心」がなかったら、
人間はだれもが孤独です。
― 中原 淳一 ―
(『しあわせの花束』)
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