人が想像できることは、必ず人が実現できる。
― ジュール·ヴェルヌ ―
(フランスSF作家)
なんとしてでも、地球を死の惑星にはしたくない。未来に向かって、
地球上のすべての生物との共存をめざし、むしろこれからが、
人類のほんとうの“あけぼの”なのかもしれないとも思うのです。
― 手塚 治虫 ―
(『ガラスの地球を救え』)
人の意見も、当然重視しなければならないが、
その意見にしたがってばかりいては何もできない。
人に言われてやめるのではなく、自分で実際に直面して肌で感じとり、
それでできないと思ったらやめ、できると思ったらやるべきではないか。
― 植村 直己 ―
(『青春を山に賭けて』)
人間には待機の時代と断行の時代とがあります。
潜伏の時代と飛躍の時代とがあります。
じっと好機の到来を待つ間も大事ですが、ひとたび好機到来と
なれば機敏にチャンスをつかまえる気力がなくてはなりません。
― 本多 光太郎 ―
(物理学者)
人間は、自然によって生かされてきた。
古代でも中世でも自然こそ神々であるとした。
このことは、少しも誤っていないのである。
― 司馬 遼太郎 ―
(『21世紀に生きる君たちへ』)
一日は貴い一生である。これを空費してはならない。
― 内村 鑑三 ―
(『一日一生』)
この世で経験することは、なに一つ空しいものはない、
歓びも悲しみも、みんな我々によく生きることを教えてくれる。
― 山本 周五郎 ―
(『花匂う』)
こちらが悪ければ、悪い人間が寄ってくる。
こちらが信用することによって、信用される人間が生まれる。
― 本田 宗一郎 ―
(本田技研工業創業者)
失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち勝たなければならぬ。
たびたび失敗すると、そこで大切な経験を得る。
この経験によって、もって成功を期さなければならぬのである。
― 大隈 重信 ―
(早稲田大学創設者)
人間は生きることが全部である。死ねばなくなる。
― 坂口 安吾 ―
(小説家)
桜ばないのち一ぱいに咲くからに
生命をかけてわが眺めたり
― 岡本かの子 ―
(『桜』)
自分はこれが好きだと思い、
自分はこれを職業としたいというものを発見させるのが、
教育の主眼のひとつであろう。
― 本田 宗一郎 ―
(本田技研工業創業者)
「闇があるから光がある。」
そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光のありがたさがわかるんだ。
― 小林 多喜二 ―
(『書簡集』)
人間の目的は、生まれた本人が、
本人自身につくったものでなければならない。
― 夏目 漱石 ―
(小説家)
毎朝、目を覚ますたびに、お前はこう云ってもいいだろう
目が見える。耳が聞こえる。体が動く。気分も悪くない。
有難い!人生は美しい。
― ジュール·ルナール ―
(フランス小説家)
創造性というものは能力や素質ではなく、
実践することによって伸びます。
― 本多 光太郎 ―
(物理学者)
困難に堪えて居る時分には非常な困難でも随分辛抱し易いが、
安楽に慣れて居ると少しの辛抱すら辛いようになるものであると
深く感じました。
― 河口 慧海 ―
(探検家)
己の行く道は間違ってはいない。
むろん苦険道であるから時々へたばる時がある。
けれども己は歩兵のように歩む。
― 斎藤 茂吉 ―
(『童馬漫語』)
青春は永遠に、はじめからのやり直しだ。
― 岡本 太郎 ―
(現代美術家)
すべての欠点は、長所に結びついている。
― 亀井 勝一郎 ―
(評論家)
数学の片々に切り離してはいけない、
異なる部分の思わぬ接触からこそ進歩が生ずるのである。
― 高木 貞治 ―
(数学者)
道徳の与えたる恩恵は時間と労力との節約である。
道徳の与える損害は完全なる良心の麻痺である。
― 芥川 龍之介 ―
(『侏儒の言葉』)
役職とは権力ではない。責任の所在を示している。
大任重責と知るべきである。
― 安藤 百福 ―
(日清食品創業者)
幸福の扉の一つが閉じる時は、別の一つが開きます。
けれど私たちは閉じたほうばかりながめていて、
こちらに向かって開かれているもう一つの方に
気付かないことが多いのです。
― ヘレン·ケラー ―
(アメリカ社会福祉事業家)
君よ、春が来るのだ。冬の後には春が来るのだ。
君の上にも確かに、正しく、力強く、永久の春が微笑めよかし
…僕はただそう心から祈る。
― 有島 武郎 ―
(『生まれ出づる悩み』)
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