世界は今、新たな気風に満ちている。より多くの人々が、より政治的な視点をもち、はっきりと目に見える形で自分自身の場所を渇望し求めている。ただ自分自身が物質的に豊かになりたいからだけではなく、基本的人権のためにである。
自由への情熱は強まるばかりである。この新たな気風の堰を切り、この新しい始まりの日にアメリカが引き受ける仕事として、公正で平和な本当に思いやりにみちた世界をつくる手助けをするほど、高貴で野心的なものはないだろう。
われわれは強い国であり、そしてわれわれはその力が戦闘で示す必要がないほど十分保持することだろう。つまり単に武器庫の大きさではなく、その発想の高潔さに基づいた静かなる戦力を十分に保持することだろう。
われわれは決して油断してはならないし、弱みをみせてはならない。そして貧困、無学、不正に対しても戦いつづけるだろう。なぜならそのようなものは、われわれの力が立派に対抗しうる敵だからである。
われわれは、純粋に理想を掲げている国である。しかし、われわれの理想主義が弱さと混同されるようなことがあってはならない。
われわれは自由だが、決して他のところでの自由の運命に無関心であってはならない。われわれの道徳心は、明らかにわれわれと同じように個人の人権に不変の敬意を払う社会を好むものである。われわれは脅迫しようとしているのではない。ただ他のものが犠牲をはらわず支配する世界は礼儀正しさを快く受け入れず、全ての人の幸福への脅迫になるだろうことは明らかである。
世界は潜在的な敵国間で同じ力を持ちつづけるために、巨大な軍備拡大競争にまだかかりきりになっている。われわれはお互いの国が安全である程度まで、世界の軍備を制限する努力をする忍耐強さと知恵を誓う。そしてわれわれは今年、最終的なゴールへ向けての第一歩を踏み出すだろう。つまりこの地球から全ての核兵器を廃絶する最終的なゴールへの。われわれは、全ての人にわれわれに合流するように促す。その成功が死の代わりに生をもたらすことができるのだ。
われわれは、アメリカ合衆国の人々は、明らかに深刻で確固たる意図をもった自信をとりもどさなければならない。そして、私が大統領の職を辞すときに、人々がわれわれの国についてそう語るような希望を私はもっている。
われわれがミカの言葉を思い出し、謙虚さ、慈悲そして正義をとりもどす希望を。
われわれを人種や地域や宗教の違いで分離するような障壁を取り壊し、不信がうずまくところに、多様性を尊重した団結を築く希望を。
上一页 [1] [2] [3] [4] 下一页 尾页