むかしむかし、川棚川(かわたながわ)という川のそばに、吾平(ごへい)というお百姓さんが住んでいました。
很久很久以前,在一条叫做川棚川的河旁边,住着个农民叫吾平。
大雨の日の夜、吾平がふとんの中で寝ていると、トントン、トントンと、戸をたたく音がします。
有一个下着大雨的晚上,吾平正在被窝里睡得香甜,突然响起了咚咚咚的敲门声。
「だれじゃ、こんな夜中に」吾平が戸を開けてみると、雨の中に人間の子どもみたいなものが立っていました。
“谁呀,三更半夜的。”吾平打开门,雨中站着的像是人类的小孩。
でも、みどり色のぬめぬめとした肌をしているので、人間ではありません。
可是,皮肤却是绿油油滑溜溜的,所以应该不是人类。
「お前は?」吾平がたずねると、それは手を合わせて言いました。「おいは、そこの川のカッパです。岩穴に住んどるが、戻ってみると怖い物が家の入口をふさいでおる。どうか、どうかその怖い物を退治してください」
“你是?”听到吾平这么一问,他就双手合十说道:“我是住在那条河里的河童。我住在那里的岩洞里,可是回去时却看到很恐怖的东西堵在我家门口。拜托了,拜托你帮我弄走那恐怖的东西吧。”
吾平は、このカッパを可哀想に思って言いました。「そうか、おいに出来る事じゃったら、何とかしてやろう」
吾平觉得这个河童很可怜,就说道:“这样啊,如果是我能做的,我一定做到。”
「ありがとう、家はこっちだ」
“谢谢,我家往这边走。”
吾平はカッパに案内されるまま、川へと行きました。「ここだ。怖い物が、家の入り口をふさいでおるだろ」
吾平在河童的带领下,向河边走去。“这里了,恐怖的东西正堵着我家门口。”
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日语民间故事
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