▼まずは古里、そしていま住む街。思い入れのあるチームがいくつかあるから、甲子園は長く楽しめる。転勤族なら暮らした土地が気になるし、出身大学の系列校もあろう。今年は肩入れしたい学校がまた増えた
▼首先是家乡,接下来是现在住的地方.因为有几支让人陷入沉思的队伍,所以长期关注甲子园.如果你是经常换工作的人的话,就会特别在意自己生活的地方的球队,或者自己大学母校的球队也在其中.今年又多了几个想要支持的学校.
▼あす始まる夏の高校野球で、初日から3日続けて被災県の代表が登場する。5年連続の聖光学院(福島)は県内61連勝中で、東北初の大旗も夢ではないらしい。一昨年の菊池雄星(ゆうせい)投手(西武)の印象が鮮烈な花巻東(岩手)、初陣の古川工(宮城)にも大声援が待つ
▼明天开始的夏季高中棒球比赛中,受灾县代表队连续3天出场.5年连续代表当地参加比赛的圣光学院(福岛)在县内连胜61场,此次摘得东北第一面大旗似乎也不只是个梦想.我还等着大声为前年获得强烈反响的菊池雄星投手(西武)所在的花卷东队(岩手)、第一次出征的古川工队(宫城)喊加油呢。
▼内陸部にある3校は津波の被害こそ免れたが、肉親や家を失った部員もいる。「沿岸校の思いを胸に勝ち進む」と気負うのも無理はない。でも、被災地を背負うなんて大仰に考えなくていい
▼在内陆的3个学校尽管避免了海啸带来的灾害,但也有失去家和亲人的队员。“绝不辜负沿岸学校的寄托,一步一步赢得胜利”斗志昂扬也是理所当然的。但是对不辜负受灾地的寄托什么的太夸张了就不用多想了。
▼地元が大災害に遭った年に甲子園に出る。それだけで大役である。何年もの努力が実ったのが、たまたまこの夏だった。「こっちに来てまで震災震災と言うつもりはない。戦いに集中させてやりたい」。聖光学院の監督さんが言う通りだ
▼自己的家园遭到了大灾害的年份仍然出席甲子园,这本身就很了不起了。积累多年的努力,无意中就在这个夏天起了作用。“来这儿不是打算说到这之前都是灾害啊灾害的。希望能让他们集中精神战斗。”圣光学院的教练如是说。
▼悲壮感もなく国中を元気づけた「なでしこ」のように、心ゆくまで聖地を楽しんでほしい。その姿に、被災者も、我々にわか応援団も元気をもらう。勝手にもらうから、「与えたい」などと力むことはない
▼希望他们像没有一点悲壮感让全国都为之振奋的“日本女足”一样,全身心的享受这次比赛。那种姿态能带给受灾者和我们年轻的支援团振奋。得到力量的是我们,所以不用勉强的“希望给予队员们力量”。
▼週刊朝日の増刊号で菊池投手が語っている。「本当の格好良さや美しさって、全力で生きる、その生きざまに表れると思うんです」。精いっぱいの走攻守は、浜風に乗せて「へこたれない力」を全国に運ぶ。それだけでいい。
▼朝日周刊的增刊中记录有菊池投手的话:“我认为真正的潇洒和美是尽全力去向世界展现我们努力生存的姿态”。全神贯注的进攻、防守,迎着海风把“不服输的精神”传递给全国。这样就足够了。
中日对照