▼これは、江戸のお話。俳句仲間の月見の脇をみすぼらしい男が通りかかった。お前さんも一句どうかね、と小馬鹿にされながら誘われる。渡された短冊に「三日月の」と書くと、「おいおい今夜は満月だよ、やっぱり素人はだめだなあ」と笑いが起きた
▼这是发生在江户时代的故事。一位衣着寒酸的男子路过一群赏月的俳句诗人的边上。你也来一句怎么样,这群诗人带着戏弄让他做首诗。那位男子刚在递过来的纸笺上写道“弦月”,四周就一片哄笑,“哎呀,今夜是满月啊,果然门外汉是不行的”。
▼男は微笑して後を続けた。〈三日月のころから待ちし今宵(こよい)かな〉。見事な機知で一本とった男は小林一茶。他説もあるようだが、俳人の坪内稔典さんが、真偽はおいて、として『俳句のユーモア』(岩波書店)に紹介している
▼此男子微微一笑继续写道,:“弦月如钩心中盼,今宵满月更待时”。这位以其非比寻常的睿智完胜对手的男子就是小林一茶。当然,也有其他的说法,但是俳人坪内稔典先生却认为,探讨故事的真伪并不重要,并在他的《俳句的幽默》(岩波书店出版)一书中对此进行了介绍。
▼さて今宵、一茶ならどんな句をひねるだろう。月が一夜で「満ち欠け」する皆既月食が、晴れれば全国で見られる。今回は月の位置が高く、絶好の条件という。三日月のころから待った天文ファンは多いだろう
▼那今晚,一茶会绞尽脑汁作出怎样的俳句呢?月亮在一夜之间实现【月相盈亏】,如果天晴的话全国都能欣赏到这样的月全食。据说这次月亮的位置很高,属于绝佳的观测条件。想必很多天文爱好者从弦月之日起便翘首期盼着吧。