Ⅰ. 『と』の使い方
《 A と B 》
Aは現在形。「過去形+と」はない。
× 寒かったと、ヒーターをつけた。
Bに意志・命令・禁止・忠告などは使わない。
× 株が下がると買おう。
× 天気が悪いと、中止してください。
A. もし
例:これ以上働くと、病気になりますよ。気をつけてください。
B. いつも・必ず・例外のないこと
例:春が来ると、花が咲く。
子どもが元気だと、親は安心する。
C. すぐ後で
《 A と B(過去形) 》
例:葉書を出すと、すぐ返事が来た。
D. 新しくわかったこと・意外なこと
《 A と B(過去形) 》
例:その店へ行ってみると、残念ながら閉まっていた。
注:Aは短い時間にする動作。
× 東京に住んでいると、昔の友人に会った。
Ⅱ.『ば』の使い方
《 A ば B 》
Aに名詞・ナ形容詞は使わない。
Aは現在形。「過去形+ば」はない。
× 外に出たば、雨だった。
Bの文末にも過去形は普通使わない。
× あの時金があれば買った。
○ あの時金があれば買ったのに。(買えなかった)
○ あの時金があれば買っただろう。
「ば+過去形」の例(過去の習慣):
例:学生時代は暇さえあれば映画を見に行ったものだ。
動作の動詞+「ば」+意志・命令・依頼・願望などは使わない。
× 道を歩けば、右側を歩きなさい。(歩く=動作)
○ 道に石があれば、かけ付けてください。(ある=状態)
○ もし来られれば、早く来て手伝ってください。(可能=状態)
A.もし
例:今度の日曜日天気がよければ、お花見に行きましょう。
B.いつも・必ず・例外のないこと
例:春になれば家の前の桜が咲く。
たくさん食べれば太るのは当たり前なんですが・・・。
父は私の顔を見れば、「勉強しろ」と言う。
C.後悔・残念の表現
《 ~ばよかった(のに) 》
例:彼にもっと親切にしてあげればよかったのに、どうしてそうしなかったんですか。
D.勧め・アドバイス
《 ~ば(いい)(のに)》
例:迷っていないで、思い切ってやってみればいい。
E. 慣用句・ことわざの中で
例:住めば都。
楽あれば苦あり。
Ⅲ. 『たら』の使い方
《 A たら B 》
AはBより時間的に早いこと(BはAの後)
A. もし(前件 と、 後件)
例:お金があったら、働かないで遊んでいるだろう。
B. ~たとき、~てから、~た後
例:二十歳になったら、タバコを吸ってもいいです。
C. 新しくわかったこと・意外なこと
《 A たら B(過去形) 》
例:教授に聞いたら、教授にもよくわからないということだった。
D. 本当ではないこと
例:私が鳥だったら、一日中空を飛び回りたい。
E. 勧め・アドバイス
《 ~たら(いい)(のに) 》《 ~たらどう 》
例:風邪ですか。じゃ、薬を飲んで寝たらどう。
あんな議員、リコールしたらいいのに。
Ⅳ. 『なら』の使い方
《 A (の)なら(ば) B 》
Bは判断・忠告・意志・決意・要求・命令などの文
外国へ行くなら、薬を持って行ったほうがいい。
Aが動作動詞の現在形の場合、BはAより前。
(「たら」と「なら」は時間の前後関係が反対)
○ この映画を見るなら、ハンカチを用意してください。(映画を見る前に用意する)
× この映画を見るなら考えがすっかり変わるでしょう。
→ 『飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。』
確実なことに「なら」は使わない。
× 5から3をひくなら2になる。
× 二月が終わって三月になるなら、
A. もし(=だったら)事実でないこと、または実現の可能性の低い仮定
例:もし私がお金持ちなら世界旅行がしたい。
B. アドバイス
例:外国へ行くなら、薬を持って行ったほうがいい。
C. 話題を限定する
《 名詞+なら 》
例:四日は忙しいですが、五日なら暇です。
まとめ
① 『假設』
たら→告知任意性結果・下句無接續上之限制
と→告知必然性結果・下句不可使用主観語氣
ば→告知手段、方法、原因・上句為動作性動詞時下句不可使用主観語氣
②『習慣・常理・定理』
たら=と=ば (但慣用句・諺語的形態時、只能用ば)
③ 時間の順序(なら、たら)
ここは禁煙です。タバコを吸うなら、外へ出てください。
タバコを吸ったら、入ってもいいです。
④『繼起・同時・發現』(一・・・就・・・)
[1] [2] 下一页 尾页