神に誓って。決して。
「―うそは言っていない」「―間違いない」
――と仏は水波(すいは)の隔(へだ)て
神と仏とはちょうど水と波とのようにただ形が違うだけで、もとは同体である。
――ならぬ身(み)
全知全能の神ではない身、すなわち人間。凡夫。
「―では知るよしもない」
――の正面(しようめん)仏(ほとけ)の真尻(まじり)
〔「真尻」は後ろの意〕神棚は正面の高い所に、仏壇は陰に設けよの意。
――の存在証明(そんざいしようめい)
信仰における神の存在を、理性によって哲学的に証明すること。中世のスコラ哲学.
近世哲学.キリスト教神学などにおいて試みられた。その形式により、存在論的証
明.宇宙論的証明.目的論的証明.道徳的証明などに分けられる。
――の見えざる手
市場経済の自動調節機構をいう語。経済活動を個々人の私利をめざす行為に任せて
おけば「神の見えざる手」により社会全体の利益が達成される、というアダム=スミ
スの経済社会思想を示す語。
――は正直(しようじき)の頭(こうべ)に宿(やど)る
神は正直な人間を守る。
――は非礼(ひれい)を受けず
〔論語〕神は、神をまつるべきでない邪悪な人間がまつってもその心を受けない。神は礼儀にはずれた物事は受納しない。
――は見通し
神にはどんなことでも見えているから、偽ることはできない。神仏はお見通し。
上一页 [1] [2] [3] 尾页