「米MicrosoftとドイツのSAPは,両社の合併について話し合っていた」。Microsoft社とSAP社が米国とドイツで現地時間6月7日に明らかにした。この情報は,米Oracleの米PeopleSoft買収計画をめぐって米司法省が起こした訴訟の公判前証拠開示手続きで,提出される。両社は通常,合併や買収に関する情報を公開しない方針をとっているが,今回特例で発表を行った。
米メディアの報道によると,同訴訟では,司法省側とOracle側がともに,Microsoft社の幹部を証人として召喚する予定である。司法省は, Oracle社がPeopleSoft社を買収した場合,高機能ERPソフトウエア市場がSAP社とOracle社の独占状態に陥るとして,Oracle 社の買収計画阻止を狙っている。一方Oracle社は,同市場には多数のベンダーが存在していると主張し,Microsoft社などの新規参入によって常に競争があると反論している。
SAP社によれば,同社とMicrosoft社がWeb サービスの共同開発に関して話し合っている最中,Microsoft社が合併案を持ちかけてきたという。Microsoft社は,合併による将来性を探るための予備的協議を昨年開始ししたことを認めた。ただし,「合併手続きとそれに続く業務統合が非常に複雑になると考えられるため」(Microsoft 社),この話し合いは数カ月前に打ち切られた。両社とも「(合併案の)協議を再開する意志はない」としている。
合併案は白紙に戻ったが,両社はWebサービスに関する関係拡大と,特許技術のクロスライセンス契約で合意に達した。
译文对照:
“美国微软和德国SAP曾就两家公司合并进行谈判”。这一消息是微软和SAP分别在美国和德国于当地时间6月7日透露的。这一信息将在美国司法部起诉美国甲骨文收购美国仁科(PeopleSoft)计划的审判前的证据公开手续中提出。两家公司通常不公开关于合并及收购的信息,此次予以公布属于特例。
另据美国媒体InfoWorld报道,司法部和甲骨文将在该诉讼中计划传唤微软的干部做证。司法部认为,如果甲骨文收购仁科,则SAP和甲骨文将垄断高功能 ERP软件市场,所以试图阻止甲骨文的收购计划。另一方面,甲骨文主张该市场存在着众多供应商,并反驳说,由于微软等新加入该市场,因此竞争一直存在。
SAP表示,该公司与微软就共同开发Web服务进行谈判时,微软提出了合并建议。微软承认从去年开始就探讨合并前景展开预备协商。不过,“考虑到合并手续和后续业务整合非常复杂”(微软),因此在几个月前中止了这一谈判。两家公司称“不打算就(合并案)重新展开协商。”
虽然合并案无疾而终,不过两家公司就扩大与Web服务相关的关系和签署专利技术交叉授权合同达成了协议