唱歌「早春賦」に、「春と聞かねば知らでありしを/聞けば急(せ)かるる胸の思(おもい)を」とある。聞かなければ知らずに過ごしていたものを、もう春だと聞けばこの寒さが疎ましくてならない、と
文部省唱歌教材歌曲《早春賦》里有这样一段:“日历春已至/不听不知道/一听盼春到/急切我心焦”。意思是说,本来不经提醒就会不知不觉过去的冬天,一经提醒日历上春天已经到来,那么,冬天的寒冷便会令人感觉十分难耐了。
聞く前は感じていなかった不満が、聞いた後は心を占めて離れない。そういうことがままある。閣僚たちの“お行儀”についても「聞かねば知らでありしを」、聞いてしまえば首相の指導力に不満を感じる人が増えるのは仕方ない
听到之前并不感觉有什么不满,可听了之后不满却占据心头而挥之不去。这种事情时常发生。关于内閣大臣们的“礼仪”,也是“不听不知道”,一听便有更多的人对首相的领导能力感到不满。此本无奈。
首相が閣議前に入室しても、起立しない閣僚がいる。閣議で私語を慎まない閣僚がいる。首相への忠誠心が足りない。自民党の中川秀直幹事長が講演のなかで苦言を呈した
有些大臣,即使首相是在内阁会议开始之前进入会议室的,也不起立行礼。还有一些大臣,在内阁会议上不停地窃窃私语。对首相的忠诚不足。自民党幹事長中川秀直在发言中力进忠告。
発言があったから首相が小さく見えるのか、小さく見える現状を改めるべくその発言になったのか、鶏と卵の後先は不明だが、首相にはありがたさを通り越して悲哀が身にしみる応援の弁だろう。夏の参院選に「急かるる胸」の党内には早期改造論もくすぶる
是因为先有了幹事長的发言,首相形象才显得矮小的?还是因为首相身上存在亟待改变的形象矮小现状,才有这个发言的?这犹如先有鸡还是先有鸡蛋,谁也说不清,但是,这发言肯定是对首相感激涕零而悲哀蚀骨的声援性演讲吧。对今夏参议院選举“盼春急切”的党内早期改造論也迟迟得不到解决。
内政にも、外交にも、小学生が教室で習うお行儀を復習している暇はない。内閣支持率も下がった。後ろ指をさされないよう、閣僚の面々は気を引き締め直さねばなるまい
无论内政还是外交,都没有时间用来复习小学生在课堂里学习的那些礼仪了。而且,内閣支持率已经下降。各位大臣一定要再度引起重视,以免别人在背后指责。