「もう一度チャレンジしてみろという、ファンの声を無にできない」。長嶋茂雄さんが巨人軍の監督に復帰したのは20年前である。久々のユニホーム姿にG党は燃えた
“再挑战一次!球迷的呼声我不能听而不闻。”长嶋茂雄先生回到巨人军担任领队是在20年之前。看到了他穿上久违的球衣后的形象,G党沸腾了。
新味こそないが経験は生きる。2度目とはそういうものだろう。スター選手からすぐ指揮官に転じ、最下位の屈辱までなめたミスターへの期待もそこにあった。片や5年ぶりに首相を務める安倍晋三氏の身辺に、そうした高ぶりはない
虽然新意是缺了点,但是经验丰富。所谓的梅开2度,恐怕要的就是这一点。从球星即可转变为指挥官,对于这位尝尽了最末位屈辱的先生,所寄予的期望也就在于此处。而另一条战线上,时隔五年重登首相宝座的安倍晋三先生的身边却没有类似的高潮。
新政権を見る目が熱狂から遠いのは、誰より氏がご存じだ。きのうの記者会見。「自民党への厳しい視線は続く」と語り、谷底からのスタート、危機突破内閣と、険しい言葉を連ねた。失敗は許されない、そんな緊張感がにじむ
观察新政权的目光之所以远离狂热,其原因先生本人比任何人更清楚。昨天的记者见面会上,他说道“注视自民党的视线仍然很严厉”,这是一次从谷底开始的重新起步,是一届突破危机的内阁,遣词严峻的话语不绝于耳,且其中渗透着决不允许失败的紧张感。
小選挙区制の下、民意の振り子は何度でも、時の政権を吹き飛ばすだろう。61%の議席を占めた自民党も、各党の人気を映す比例区の得票率では、大敗した前回とさして変わらぬ27%台にとどまった。ここはおごることなく、経済や外交に当たるのが得策だ
在小选区制的情况下,民意的钟摆可以一次又一次地掀翻当时的政权。自民党即便占据了61%的议席,可是在反映各党人气指数的比例区,其得票率只止步于27%,与大败的前一次几乎没有大的变化。在此关头绝无骄傲的理由,只有直面经济及外交,打开局面方为上策。
一方、投票率は戦後最低の59.32%に沈んだ。明日の暮らしを脅かす難題に囲まれながら、政治に白けているかのような有権者は気になる。だが、リーダーが妙な熱狂から遠いのは悪いことではない
另一方面,投票率也下跌到59.32%,是战后最低一次。在此被威胁未来生活的难题团团包围的情况下,对政治失去信心的选民们是最令人担心的。然而,领导人远离狂热并非坏事。
首相への復帰は、戦後では吉田茂の例があるだけだ。日本の主権回復とも重なる吉田の2度目は、6年を超す長期政権となり、軽武装で復興と成長にひた走る路線が敷かれた。これぞ保守本流である。安倍氏には、そちらもまねしてほしいのだが。
回归首相宝座的先例,战后只在吉田茂身上发生过一次。与恢复日本主权身处同时的二度之梅吉田长期执政超过了6年,架设了一条轻便武装独领复兴和成长之风骚的路线,这就是保守派的源流。希望安倍先生在这方面也要有所仿效才是。