海を渡って幸せだったのかどうか、しわに埋もれた目は多くを語らない。東京・井の頭自然文化園のアジアゾウが66歳になり、日本で飼われてきたゾウの長寿記録を塗り替えた
远涉重洋你幸福吗?当然,眼圈布满皱纹的眼睛不会告诉我们太多。生活在东京・井之头自然文化园内的这头亚洲象已经66岁,它改写了日本饲养大象最长寿记录。
はな子は1949(昭和24)年、2歳でタイから来た。戦後初の輸入ゾウとして人気を呼んだが、まず、ねぐらに忍び込んだ酔っぱらいを、次に持病で倒れた職員を死なせてしまう。荒れる巨体は鎖につながれ、処分を迫る声も出た。幸い、新しい飼育係が鎖を解き、人間不信を癒やしてゆく
这头名叫hua子的大象是1949(昭和24)年2岁的时候从泰国来到日本的,作为战后第一头进口大象当时赚足了人气,不过也闯下了大祸,它接连将一名潜入其象房的醉鬼和一名因老病突犯而倒地的员工踩踏致死。于是狂暴的巨大身躯被套上锁链,甚至还传出了要求处死它的呼声。所庆幸的是新来的饲养员解开了锁链,治愈了它对人不信任的心理创伤。
その名は、戦中の猛獣処分で餓死させられた上野動物園の花子を継ぐ。餌ほしさに芸を見せる花子の悲話と同様、はな子の波乱の半生も童話や手記になった。ゾウの威容はそれ自体ドラマチックだ
它继承了战争期间因处理猛兽的决定而被饿死的上野动物园大象花子的名字,身世也与为了乞食而不得不表演技艺的花子一样充满悲惨故事,hua子跌宕起伏的前半生也成了孩子们的童话和笔记。大象威严仪表的本身就充满了戏剧色彩。
平和の世、優れた飼育技術が行き渡り、今や動物園も長寿社会である。輸入規制により仲間を増やしにくい種もある中、人気者の老境をどこまで見せるか、施設の悩みは深い
和平盛世,先进的饲养技术得到了推广,因此,如今的动物园也是一个长寿社会。由于进口规定的限制,在那些难以增添伙伴的品种中,颇具人气动物的老年境遇又能向世人展现到哪一步呢?设施方面是忧虑重重。
コアラの国内最高齢は現在、91年に生まれた大阪・天王寺動物園のミクで、人間なら100歳。握力が衰え、たびたび木から落ちるため、通常120センチという止まり木の高さを約半分にした。樹上の主らしからぬ姿は忍びないと、非公開で余生を送る
考拉的最高龄者现在是1991年出生于大阪・天王寺动物园的米克,按照人的寿命来折算的话已经 100岁了。它的握力已很衰弱,经常会从树上掉下来,因此,将通常高度设为120厘米的栖身树减低一半。由于不忍让人看到这与树上主宰不相称的形象,它正在不公开的情况下度过余生。
大阪生まれのミクのように、自然界を知らぬまま天寿を全うするものも多い。動物たちはただ生きているだけで、命や地球に関わる深遠なメッセージを発し続ける。むろん人間についても多くを教えてくれる。愚かさと弱さ、そして優しさも。
像大阪出生的米克这样,在从未了解过自然界的情况下寿终正寝度过一生的动物还有很多。不过,动物们仅生存着这一点就在持续不断地向我们发出了与生命及地球相关的意义深远的信息,当然其总也包括很多有关我们人类的,诸如,愚昧、软弱,还有善良等等。