意外と知らない「各位」の正しい意味と使い方
意外的不为人知的“各位”的正确意义及用法
●事務的な手紙・メールの敬称に使われる「各位」という言葉
●公函、邮件中会用到“各位”这一敬称
「各位」とは?
“各位”是什么?
「各位」とは大勢の人を対象にし、その一人一人を敬って使う言葉。大勢の人に対して書類を送付したり、メールを送信したりする場合に使われ、案内やお知らせ、通達などで活用されます。受け取った相手は、「複数の人間に出している書類」として受け止め、その書類に目を通します。
“各位”是指以大量人作为对象,表示尊敬其中所有人而用的词语。用于发送文件或邮件给很多人的场合,也用于通告、通知等。收取方将之视为“发送给多人的文件”来过目。
●「各位」という言葉の意味
●“各位”一词的意义
各位とは「皆様」という意味
各位是“皆様”的意思。
皆様。皆様方。多く改まった席上や書面で用いる。「会員―にお知らせします」。「皆様」の古い言い方で官庁、会社関係が使用する。「~の皆様」と置き換えてみると分かりやすい。
意为皆様、皆様方,多用于郑重的席间或书面。比如“会員―にお知らせします(通知各位会员)”。该词是“皆様”的古老说法,用于与政府部门、公司相关事项。跟“~の皆様”替换就容易理解了。
目上の人にも使える「各位」という言葉
“各位”一词也可用于上级
「各位」という言葉自体が敬称なので、目上の人へ用いても失礼には当たりません
由于“各位”一词本身就是敬称,对上级使用也不会失礼
「各位」は目上から目下へ使うと言うと言われるのは、平安時代の皇族が貴族・大名といった位のある僕(正2位 右大臣とか)に使うという点からとされているが、現在では目上の人へ用いても失礼には当たらないとされている。ただし気になるなら使わないほうが無難。
说“各位”是上级对下级使用,是由于这是平安时代的皇族对贵族、大名等位阶的下属(正二品的右大臣之类)使用,现在则通常认为对上级使用不会失礼。不过要是在意的话还是不用为好。
●「各位」という言葉の使用例
●“各位”一词的用例
「各位」を使う際の基本的な注意点
使用“各位”时的基本注意事项
「各位」を使う際の注意点としては、『様や御中など敬称を重ねない』『個人に宛てた書類に関しては使わない 』という点。ちなみに「殿」は本来、目下や同等の人に向けて使う敬称なので、間違っても過剰敬語と目上の人を見下すような「各位殿」などとしないように。
使用“各位”时的注意事项有“不与‘様’、‘御中’等敬称重叠”“不用于发给单个人的文件”。顺带一提,“殿”原本是用于下级或同级的敬称,所以绝对不要错用过度敬语,或者对上级使用“各位殿”这种让人觉得你看扁他人的用法。
〇 会員各位・株主各位
〇 関係各位・関係者各位
「関係者各位」の表現がより一般的な使い方とされる
通常认为“関係者各位”的表达更加平常
〇 父兄各位・保護者各位
〇 担当各位
「ご担当者各位」は可、「ご担当者様各位」は不可とされる。代替表記として「ご担当者様」が挙げられる。
可以说“ご担当者各位”,不能说“ご担当者様各位”。作为替代表达可以用“ご担当者様”。
〇 役員各位・管理職各位・支店長各位・従業員各位
「各位」という言葉自体が敬称なので、目上の人へ用いても失礼には当たらないが、目上の人に対しては「各位」という言葉を用いずに、個人の名前を使うという企業もある。
由于“各位”一词本身是敬称,对上级使用也不致失礼,但是也有企业对上级不用“各位”一词,而用个人名字。
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