1、人間の価値をはかるには、ただ努力させるだけでは駄目だ。力を与えてみればいい。法や倫理を越えて自由を手に入れたとき、その人間の魂が見えることがある。
1、想要测量一个人的价值,仅仅使其努力是不够的。只要赋予他力量即可。从获得了超越法律和伦理的自由的那一刻起,那人的灵魂便显现出来了。
2、僕はとても興味があった、だから人を貸した、力を貸した。でもね、そろそろ底が見えてきた。最後の幕引きぐらい、借り物ではなく、君ならではの趣向を凝らしてみてはどうかね。
2、我对此非常感兴趣。所以借给你人,借给你力量。但是,你已经差不多到头了,至少最后的帷幕,不要借用别人的东西,用只属于你自己的方式拉下如何。
3、何者としても、振る舞うことのできる君自身が、結局のところ何者でもなかった。君の核となる個性は無だ。空っぽだ。君には君としての顔がない。のっぺらぼうだからこそ、どのような仮面でもかぶることができたということだ。
3、能以任何人的身份自由活动的你,终究不是任何人。构成你个性的核心是无,空空如也,你没有属于自己的脸,正因为是无脸怪,所以可以带上任何面具而已。
槙岛圣护台词
4、美しい花も、いずれは枯れて散る。それが命ある者全ての宿命だ。
4、美丽的花朵终会枯萎凋零,这是所有拥有生命的生物的宿命。
5、もしも魚が絵を描いたとしよう。何を考えているのかはわからなくても、絵を描く動物は殺しにくくなる。「感情があるのではないか」直感的に、僕たちはそう考えるはずだ。表現する、ということにはそれくらいの価値がある。
5、假设鱼也能绘画。即使无法理解那些生物在思考些什么,人类也很难对能够绘画的动物痛下杀手。我们会下意识这样思考“它们也是拥有感情的吧?”。所谓表现,就具有此般的价值。
槙岛圣护台词
6、適度のストレスは免疫活動を活性化させるなど、好ましい効果もあるとされてきた。所謂、人生の張り合い。生きがいと言い直してもいい。
6、适应的精神压力能使免疫活动活性化等,可以达到的令人满意的功效。也就是所谓的人生的干劲,说成是人的生存价值也不为过。
7、いわく、人間は心の暗部。内に秘めた残虐性を正しく自覚することで、それを律する良識と理性、善意を培うことができると…。彼はそのための啓発として、自らの創作活動を定義づけていた。
7、即人类的内心深处的阴暗面。正确的认识隐藏于自身内在的残虐性,将其抑制便可以培养自己的良知、理性和善意。他将自己的创作活动定义为此类研究的启蒙。
8、うん、自覚がなければ反省のしようもない。やはり君にはこれ以上の成長は期待できないようだ。
8、嗯,既然你没有自觉,那也就没有反省的余地了。果然不能期待你有进一步的成长了。
9、本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。
9、读书,不仅仅是单纯地读取文字。它也是调整自己感觉的工具。
10、人は恐怖と対面したとき、自らの魂を試される。何を求め、何をなすべくして生まれて来たか、その本性が明らかになる。
10、人在面对恐惧的时候,其自身的灵魂会受到考验。到底在追求些什么?生来该做些什么?他的本性会暴露无遗。
11、僕はね、人は自らの意思に基づいて行動したときのみ、価値を持つと思っている。だから様々な人間に秘めたる意思を問いただし、その行いを観察してきた。
11、我认为只有在按照自己意识行动的时候,人才有价值。所以会质问各种各样的人们藏在内心的想法,观察他们的行动。
12、デカルトは「決断が出来ない人間は欲望が大きすぎるか、悟性が足りないのだ」と言った。
12、笛卡尔说过:“无法做出决断的人,要么欲望过大,要么悟性不足。”
13、味を知らないなら、誰も蜂蜜を盗もうとはしない。
13、如果不知道蜂蜜的滋味,谁都不会去偷。
14、君たちは一体、何を基準に善と悪を選り分けているんだろうね?
14、你们到底以什么标准来划分善恶呢?
15、犯罪者の存在さえ許さない社会は、やはり不健全だよ。完璧に殺菌された環境で育った人間が、ある意味、どんな病人よりも弱い存在であるのと同じように。
15、不允许犯罪者存在的社会,果然还是不健全的。在完全无菌环境被养育成人的人类,从另一种意义上讲,是比任何病人都还要脆弱的存在。
16、君のそういう普通なところ、すごくいいと思う。僕も君も、ごく普通で本質的にありきたりな人間だ。
16、你这种普通的想法,我觉得非常好。我和你,本质上都是极其普通人而已。
17、自分の事を欲張りだと思ったことはないよ。当たり前のことが当たり前に行われる世界。僕はそういうのが好きなだけでね。
17、我从未觉得自己贪婪哦。这个世界上,理所当然的事情理所当然地发生。我只是喜欢这样的世界而已。
18、調子の悪い時に本の内容が頭に入ってこないことがある。そういう時は、何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でも、すらすらと内容が入ってくる本もある。何故そうなのか考える。精神的な調律、チューニングみたいなものかな。
18、在状态不好的时候会出现读不进书的情况,这种时候就该考虑到底是什么妨碍了读书。也有即使状态不好也能毫无阻碍读取的书,这时就需要思考为何如此。就好比是精神上的调律、调音一样。
19、調律する際大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をぺらぺらめくった時、瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。
19、调律的重点在于手指触纸张的感觉,和哗哗哗翻阅书籍的时候能够瞬间性刺激大脑神经。
20、正義は議論の種になるが力は非常にはっきりしている。そのため人は正義に力を与えることができなかった
20、正义虽能够成为议论的种子,其力量却非常明确,因此,人无法赋予正义力量。
21、不思議だ。この退屈な社会で家畜扱いされて、どうして何も壊さずにいられる?この世界に、永遠などない。あるのは、贖う者の魂の輝きだけだ。
不可思议。人在这个无聊的社会中,像家畜一般被对待,为什么这个社会还能够毫无崩坏的维持下去呢?在这个世界上没有永远。有的只是赎罪者灵魂的光辉。
22、10年後には自分自身がいなくなるだろう、100年後にはもはや自分の本もなくなるだろう、という考えを人は受け入れる。永遠の持続は、作品にも人間にも約束されていないのだ。
22、10年后,我也不在人世了吧。100年后自己写的书也会消失不见了吧,人们总是习惯性地这样思考。无论是作品、还是人类自身都无法保证永远的存续。
23、だがね、僕はむしろ評価する。孤独を恐れない者を、孤独を武器にしてきた君を。
不过,我反而想要夸奖,夸奖那些不畏惧孤独的人,还有把孤独作为武器的你。
24、誰だって孤独だ。誰だって虚ろだ。もう誰も他人を必要としない。どんな才能もスペアが見つかる。どんな関係でも取り換えが利く。そんな世界に飽きていた。
谁都是孤独的,谁都是空虚的,谁都不再需要他人,无论拥有怎样的才能都能找到替补者,不论怎样的人际关系都可以被替换,我对这样的世界已经厌倦了。