どんなふうに喜ぶを表しますか?
基礎編
公園で。偶然友人に会う。
アンナ:あれ?久保さん。
友人:あら、小野さん。
ちょっどよかったあ、電話しようと思ってたの。
アンナ:あ、そうですか。
友人:あのね、今度の日曜日、うちでお月見パーティするの、
友達と。よかったら来ない?
アンナ:わあ、いいんですか?
友人:ええ、どうぞ、どうぞ。でも持ち寄りパーティだけど、
いい?何かひとり一品、作ってくるの。
アンナ:じゃ、あたし、フィリピンの料理作っていきますね。
友人:ほんと?楽しみ!
アンナ:うれしいです、声をかけてもらって。
重要表現
(1)うれしいです、
(2)声をかけてもらって。
(1)ある程度親しい人から、何かに誘われたとき、喜びを伝える表現
です。
(2)「声をかけてもらって」は{「声をかける」(誘う)のテ形+「もらって」(恩恵を表す)}。本来、(2)(1)の順で一つの文章になるが、逆にすることで、感情を強く表しています。
ポイント
目上の人や関係の遠い人に、もっと丁寧に喜びを表す表現を覚えましょう。
応用編
茶道教室で。
アンナ:(先生に)ありがとうございました。
先生:はい、どうも。だいぶ流れるようになったわね。
先輩:ほんと。さすが。
(先生に)若いから上達が早いですね。
先生、あの件、アンナさんも誘ってよろしいでしょうか。
先生:ああ、そうねえ。
アンナさんにとってもいい勉強になるわね、きっと。
先輩:はい。
あのね、アンナさん、うちの近くのお菓子屋さんがね、来週の土曜、月見の茶会を開くの。お点前の手伝いに来ない?
アンナ:えっ、お茶会ですか?私もよろしいんでしょうか。
先生:いいんじゃない?やってみたら?
アンナ:わあ、光栄です。土曜日ですね。心待ちにしています。
重要表現
(1)光栄です。
(2)土曜日ですね。
(3)心待ちにしています。
(1)目上の人に誘われたり何かを言われたりしたことを、誇らしく思う気持ちを丁寧に伝える表現です。
(2)日程を確認する表現です。
(3)行事の日などを楽しみに待っていることを、目上の人に丁寧に伝える表現です。
コラム
「月見」
月見は、満月を祝うための行事です。9月の「十五夜」(月が満ち始めてから15日目の夜)に行われます。月見の習慣は、今から約200年前頃から始まったと言われています。
なぜ満月を祝うかというと、昔、米の収獲で夜まで作業が続くとき、明るい満月が作業をしやすくしてくれたことに感謝するという理由と、豊かな収穫がありますように、と願いを満月にこめたという理由があるようです。
月見のときには、月に対して、いろいろな供え物をします。たとえば、だんご、里芋などを供える、ススキを飾ります。里芋は、日本で米が主食になる前、主食だったため、収穫を感謝して供えます。ススキは、米の稲の代わりを意味すると言われています。
また、十五夜の月には、ウサギが餅つきをしていると言われます。そのため、月見をイメージする絵には、満月とススキとウサギの3つが描かれていることが多いです。
(责任编辑:何佩琦)
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