「みのる、行ってくるぞ。」 「おばさんの言うことをちゃんと聞くのよ。いい?じゃあ、行ってきますね。」 ぼくは下川みのる、小学四年生。 “小稔,该走了哦。” “好好听婶婶的话,记住了吗?那我们就走了。” 我是下川稔,小学四年级。 ぼくのパパとママ、今日はけっこん記念日。すごく仲よし。だからパパとママは親せきのおばさんにぼくをたのんで旅行に行ってしまった。 「プルルルル。」 電話がなった。ぼくはすぐに電話に出た。 我爸爸妈妈今天要度过结婚纪念日。他们感情非常好。所以他们俩去旅行,把我托在亲戚那里了。 “嘟噜噜噜噜——” 电话铃声响了,我立刻接了电话。 「はい、下川です。」 「おばさんだけど、パパとママ、もう出ちゃった?あら、そうか。ゴホン、ゴホン。」 「あれ?おばさん、だいじょうぶ?」 「かぜひいちゃったのよ。熱が高くて、おばさん、みのくんのところに行かれなくなっちゃったの。」 「えー……。」 “您好,我是下川。” “我是婶婶,爸爸妈妈已经出去了吧?哎呀,这样啊,咳咳,咳咳。” “诶?婶婶不要紧吗?” “我感冒啦,发了高烧,就不能去小稔你那边了,” “诶……” 「なにか食べる物、ある?」 「うん、冷蔵庫にたくさん入ってるよ。」 「そう、じゃあ、明日とあさって、みのくんひとりでだいじょうぶ?」 「うん、そのくらい、へっちゃらさ!!」 「困ったことがあったら電話してきて。夜にはおじさんも帰ってくるから。」 電話を切ってからぼくは困った。 (どうしよう。あんなこと言っちゃったけど、冷蔵庫の中、なにか入ってたかなァ。ぼく、ごはんなんか作れないよ。スーパーで買うお金もないし……。) “有什么吃的东西吗?” “嗯,冰箱里面放了很多的。” “是吗,那明天和后天你一个人没问题吗?” “嗯,就这么点事情,小菜一碟!!”“有什么事情不好办的话就打电话给我。晚上叔叔也会回来。”挂掉电话以后我就犯难了。(怎么办啊。说出那种话。冰箱里有什么呢。我根本不会做饭啊。也没有钱去超市买……) そんなことを考えながら、日が暮れるまで、ベッドでゴロゴロしていた。 「たくはい便でーす。」 大きな声にぼくは、ハッとして目が覚めた。そういえばママが、「たくはい便が来るから、ここからはんこを出してね。」と引き出しを指さして、言っていた。ママが指さしていた引き出しから、はんこを取り出すとドアを開けた。たくはい便屋さんがまだか、というような顔をして立っている。 「ここにはんこをおしてね。」と言われたので、ぼくはさし出された紙にはんこをおして荷物を受け取った。小さなダンボールをふると、カチャカチャと聞こえた。 我这样想着,直到黄昏,都在床上呼呼大睡。 “是您的快递。”一阵响亮的声音传来,我一下惊醒了。这么说来妈妈曾指着抽屉吩咐说:“快递来了的话就从这里把印章拿出来吧。”我从妈妈指定的抽屉里取了印章,然后打开了门。快递员站在那里,做着一副“你还不来啊”的表情。 快递员告诉我“在这里盖上章”,我就在他递给我那张纸上摁下了印章,收了快递。晃动小小的纸箱,可以听见里面咔嚓咔嚓的声响。 |
日语童话故事阅读:爷爷的愿望(中日对照)
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