どちらも正しい言い方で意味的にも共通する部分が大きいと思われます。ただし、使用場面をつぶさに観察すると、これらの使用が完全に重なり合うというわけでもないようです。
通常认为这两种用法都是正确的,就意义上来说也有相同的部分。但是,如果仔细观察使用场合的话,就可以知道这两种说法也并非完全等同。
例えば、法律に関する文書などでは、「~ならない」の付く類が最も頻繁に使われる傾向があるようです。すなわち、「いけない」の付く類と「ならない」の付く類の間で、使われ方に違いがあるようです。
举例来说,在和法律相关的文件中,使用“~ならない”的倾向是最频繁的。即加“いけない”的和加“ならない”的,在使用方法上是有差别的。
例えば次の例を見てみましょう。
让我们来看看下述的例句吧。
これを買ってはいけない
これを買ってはならない
「いけない」と「ならない」では、前者の「いけない」が「~しないべきである」「~しない必要がある」という意味に近く、また「そうしないと結果として自分や他人に不利益がある」といった、ある種相対的なニュアンスが感じられます。一方「ならない」は「~しないのは義務である」という意味に近く、自分や他人の利益?不利益とは関係なく、より絶対的な強制力や拘束力のある表現になっています。
比较“いけない”和“ならない”,前者的“いけない”的意思接近于“~しないべきである(不应该做……)”“ ~しない必要がある(有必要不这样做)”,而且会产生“如果不这样做结果会对自己或他人不利”,这种相对的语感。另一方面,“ならない”意思接近于“~しないのは義務である(有不这样做的义务)”,和自己?别人的利益无关,形成了一种更加强制性和有约束力的表现。
したがって法律文などでは「~ならない」のほうが「~いけない」よりも使用される傾向があると考えられます。
因此,在法律文件当中,使用“~ならない”的倾向比“~いけない”更为明显。