嘘の語源・由来
嘘の語源は以下の通り諸説あり、正確な語源は未詳である。
関東地方では、近年まで「嘘」を「おそ」と言っていたことから、「軽率な」「そそっかしい」を意味する「をそ」が転じたとする説。
「嘘」の漢字は、中国で「息を吐くこと」、「口を開いて笑う」などの意味で使われていたため、とぼけて知らないふりをすることを意味する「嘯く(うそぶく)」の「うそ」からとする説。
「浮空(うきそら)」の略を語源とする説などがある。
また、「嘘」の意味として、奈良時代には「偽り(いつはり)」、平安前期には「空言(そらごと)」が使われ、平安末期から室町後期になり「うそ」が使われ始めている。