ガセの語源・由来
ガセは、元はテキ屋の隠語として使われていた言葉で、1915年の『隠語輯覧』に見られる。
ガセの語源は「お騒がせ」の「がせ」で、本物ではないのに人騒がせな物ということで、「偽物」の意味となったのであろう。
でたらめな情報を意味する「ガセネタ(がせねた)」は、1929年の隠語の集成『香具師奥義書』に見られ、「ガセ」と同じく古くはテキ屋の隠語であった。
1990年代後半には、パットなどで大きく見せた胸の意味で「がせぱい(「ぱい」は「おっぱいの略」)」が若者用語として使われるなど、「ガセ○○」と合成語を作ることが多い。