河童の語源・由来
河童は、河などに住むと考えられた子どもくらいの大きさの動物のため、「河(かは)」と「童(わらは)」が合成された「河童(かはわらは)」が訛って「かはわっぱ」に変化し、短くなって「かっぱ」になったとする説が有力とされる。
寿司屋などで野菜の「キュウリ」を「カッパ」といい、海苔で巻いたものを「かっぱ巻き」と呼ぶのは、河童の好物が「キュウリ」とされるためである。
その他、河童の総本家『水天宮』の紋章と、キュウリの切り口が似ていることから、キュウリの別称となったという説もある。
また、河童は泳ぎが得意とされるため「水泳の上手な人」をいったり、水中に引き入れるといった伝説から「客引き」や「呼び込み」の意味など、喩えとして「河童」と呼ぶことが多い。