ズボンの語源・由来
ズボンの語源は、フランス語「jupon(ジュポン)」に由来する。
ジュポンは女性がスカートの内側に履くペチコートのことで、juponの語源は男性が身にまとうゆったりとした衣服をいうアラビア語「djubba」に由来する。
幕臣の大久保誠知が「ずぼんと足に入る」と言ったことから、「ズボン」になったとする説もあるが、ズボンの語が成立した後の洒落であろう。
ズボンは幕末から明治にかけて急速に用いられるようになり、漢字も「洋袴」「段袋」「細袴」「股袴」「下袴」「袴服」「穿袴」「短袴」「服筒」「下服」とさまざまな表記がされた。