手形
手形とは、一定の金額を支払うことを委託・約束した有価証券。為替手形・約束手形の総称。広義には小切手も含む。
手形の語源・由来
手形は、今日では有価証券類をさすが、元は文字通り、手のひらに墨や朱肉を塗って紙や布に押した手の形を「手形」と言った。
この手形は後日のための証として、土地の売買などの法律的な文書に押されたり、宗教的な文書である原文に押されていた。
証文の印として手形を押す習慣はなくなったが、手形が押されていた証文類をさす言葉として「手形」は残り、近世以降、信用取引の制度を表す語として用いられるようになった。