茄子
茄子とは、ナス科の一年草。熱帯では多年草。インド原産。古くから栽培され、高さは約80センチメートル。葉は卵形。夏から秋にかけ、淡紫色の花を開く。果実は倒卵形・球形・長形などで、果皮の色は普通暗紫色。西日本では「なすび」という。
茄子の語源・由来
茄子の語源は諸説あるが、元々は「なすび」と呼ばれており、室町時代の女官たちによって「おなす」と呼ばれるようになり、いつしか「なす」という呼び方が一般化したところまでは、共通のようである。
諸説ある「なすび」の語源の中で、夏にとれる野菜「夏の実(なつのみ)」から、「なすび」になったとする説が、もっとも有力とされている。
他には、「中酸実(なかすみ)」の「か」が省略され転じ、「なすび」になったとする説。
「生実(なすみ)」が転じ、「なすび」になったとする説。
「夏味(なつみ)」が転じ、「なすび」になったとする説などがある。