海苔
海苔とは、紅藻類・藍藻類・緑藻類の海藻で、水中の岩石上に生えるものの総称。狭義にはアマノリ類をいう。海藻を紙状に漉いて干した食品。
海苔の語源・由来
海苔は、接着剤の「糊(のり)」と同源で、「ヌルヌル」や「ヌラヌラ」などが変化した語であろう。
古くは海苔の粘り気を利用し、接着剤としても使われていたといわれる。
『大宝律令』には、29種類の海産物が租税として納められ、そのうち8種類が海藻で、海苔も含まれていたことが記されている。
『大宝律令』の頒布された大宝2年1月1日を西暦換算すると702年2月6日になることから、国海苔貝類漁業協同組合連合会が、1966年に2月6日を「海苔の日」と制定している。