ムカデの語源・由来
ムカデの語源は、「百手(ももがて)」「百数多手(ももいかて)」など、漢字の「百足」に近い説。
手が向かい合ったように生えていることから「向手(むかいで)」や「対手(むかふて)」が転じて、「ムカデ」になったとする説など諸説あるが、正確な語源は未詳。
ムカデの「ム」が「六」、「ガ」が「五十嵐」などの「十」、「デ」が「手」で「六十手(むかで・むがて)」といった説もある。
しかし、大雑把に数の多さを表す場合、「六」という数字は使われにくいため、「六十手」という漢字が用いられていたとしても、ムカデの当て字と考えられる。
漢字「百足」は中国語表記で、日本に「ムカデ」という語があり、その当て字として用いたものである。
ムカデを英語では「centipede」といい、「centipede」の語源もラテン語で「百本の足」という意味である。